こんにちは!バンタンデザイン研究所大阪校です。
今回は、デザイン・映像学部学部長、柿本ケンサク氏の講演会の様子をレポートします!
本日は、世界で活躍する映像作家、写真家の柿本ケンサク学部長のお話を直接聞けるチャンスとあり、デザイン学部の1~3年生が勢揃い!
筆記用具やノートパソコンをデスクに置いて準備万端の中、柿本ケンサク学部長が登壇しました。
柿本学部長「今日は、『ようこそクリエイティブの世界へ』ということで、『クリエイティブとは何なのか?』についてお話できたらなと思っています」
さっそく、講演会スタートです。
クリエイティブの世界には、映画、CM、MVの制作や、雑誌、広告のデザインなどさまざまなものがあり、バンタンではそれぞれの制作方法を学びますが、『HOWの前にWHY』が大事と、柿本学部長は話します。
柿本学部長「総称してクリエイティブと呼ばれるものは『なぜそれが必要で、それを作ったことによって周りがどのように変化するか』ということが重要になってきます。ここをサボると作り始めた後に迷子になっちゃうので『どうやって作るのか』の前に『何で作るのか』ということをもう一度自分に問いかけてもらいたいなと思います」
作品を作る際には、単に面白いものを作るだけでなく、誰に届けるのか、どのような課題を解決するのかを明確にすることも重要です。
ここでは、柿本学部長が実際に受けた仕事を例に、どういう課題をどのように解決したかが紹介されました。
第一線で活躍するクリエイティブの課題解決事例は生きた教科書。メンバーたちは真剣に聞き入っていました(*^-^*)
中盤では、常識にとらわれない自由な発想を養うための、頭を柔らかくするクイズも出題されました。
最後は、柿本学部長が自身の学生時代の経験を基に発案した、年間100万円の製作費を用意し、クリエイティブなアイデアを募集する『柿本ケンサク賞』の紹介も行われました!
「皆さんのアイデアで世の中が良くなるというエコシステムができていけばいいなと思っています」
お待ちかねの質疑応答の時間では、メンバーたちからさまざまな質問が飛び出しました♪
メンバー:人との繋がりは、どういうところで作ったり出会ったりしますか?
「二つあります。一つは自分が好きだと思うことをずっと想い続けることです。不思議なことに何かを想い続けている人同士ってうまいこと繋がって出会ったりするんですよ。
もう一つは、知らないことを知って諦めることです。諦めるという語源は『できないことを明らかにする』なんですね。自分に足りないものがわかると、それができる人を連れてきて仲間をつくるので、出会いのきっかけになります」
メンバー:うまくいかなくて、しんどい時に立て直す方法はありますか?
「前回の映画の仕事は、監督やって撮影もやって、撮影期間も長くてめちゃくちゃ辛くてしんどかったんですよ(笑)でも、最終的に僕は皆勤賞でした。つまり、やめなきゃ勝手に皆勤賞が取れるんです。だからもう、とにかく、やめないっていう(笑)
あと、うまくいかないことはうまくいくまでの過程と捉えるといいと思います。よく『過去は変えられないけど、未来は変えられる』と言いますが、実は過去こそ変えられるんですね、未来が良かったら。嫌だなって思う過去があったから、今がある。アレがあって良かったと思えます。たくさん失敗して傷ついている人が作るものの方が、人の心を動かします」
クリエイティブとは何か?その『核』に迫る貴重な講演会でした。
柿本学部長、ありがとうございました!