デザイン映像カレッジ専門部の合宿に密着!【バンタンデザイン研究所】
千葉県君津市で行われたデザイン映像カレッジ専門部による合宿、
コミュニケーションキャンプをレポートします。
コミュニケーションキャンプとは
デザイン映像カレッジ専門部のグラフィック、イラスト、映像クリエイター、
サウンドクリエイター、フォトグラフィ分野のメンバーたちが合同で行うキャンプです。
今回行うワークショップのテーマは「ハッピーアクシデント」。
異なる分野を学ぶメンバーがコミュニケーションを通じて
新しいアイディアを生み出すことを目的にした、分野横断ワークショップです。
「共通点探しゲーム」というコミュニケーションワークを行います。
ゲームで出た各チームの共通点から着想を得て、新しいブランドアイデアをプレゼンテーション形式で提案します。
2年制週3日映像クリエイター専攻1年のイガラシさんにお話を聞きました。
イガラシさんのグループで出た共通点は「ゲーム」。ゲームが好きなメンバーが多かったそうです。
そこでこのグループでは架空のイベント企画会社を設定し、そのロゴTシャツと物販Tシャツを作成しました。
この会社が企画するイベントはリアル脱出ゲームで、そのPR映像も撮影。
Tシャツのロゴやイラストはグラフィック科・イラスト学科のメンバーが、
映像は映像学科のメンバーが担当するなどそれぞれの長所や特技を活かして力を合わせて製作していきました。
こうして各チームが制作したプレゼンを、後に発表します。
会場ではパソコンを持ち寄って話し合うメンバーや、合宿所を駆け回って撮影に勤しむチームなど、
それぞれの活動に勤しんでいました。
ワークショップの後は、卒業生による講演会がありました。
映像学科のOBである戸塚富士丸さんと、グラフィック学科のOBである花房真也さんのお二人です。
映像ディレクターとして活躍する戸塚さんと、
アートディレクターとして活躍する花房さん。
2人のバンタン時代から今の活躍までを振り返り、メンバーたちに様々なアドバイスをしていただきました。
2人から「1年目でやっておいた方が良いこと」についてアドバイスがありました。
戸塚さんは、様々な分野の仲間と積極的に話すことを心がけていたそうです。
戸塚さん
「他の分野の人と話すことは、自分のレベル上げに繋がります。
興味・関心が異なる人との会話で新しいものに触れることができ、自分の幅も広がっていく。
せっかく色んな人が集まる学校にいるのだから、1年目はたくさんみんなと話すといいと思います。」
花房さん
「私もそれに近い意見なんですけどね。インプットを増やすことが何よりも大切だと思います。
映画、写真、アニメ、なんでもいいので自分の興味関心のあることもないことにも触れてみる機会を沢山作ってください。」
音楽をやっているメンバーから「やりたいことが多く、ジャンルを1つに絞れない」という質問がありました。
これにはお2人も熱い言葉で返します。
花房さん
「やりたいことが沢山あるのは素晴らしい!ぜひ全部やってみましょう。
クリエイティブにおいて引き出しの多さは本当に重要です。
やっていくうちに、『これはもういいかな』など見えてくるものもあると思うので、
今はとにかく色んなことにチャレンジしてみてください。」
戸塚さん
「「僕は『自分で自分の色を決めないこと』を大切にしています。
自分がやりたい事をやって評価されるかはわからないし、評価するのは自分ではなく他人なので。
今はとにかく色んなことに挑戦して、色んな色を吸収していくといいと思います」
分野横断型のワークショップに、クリエイティブ業界を牽引する卒業生の講演会。
今回の合宿でメンバーたちに新しい気づきや発見があればと思います。