<産学協同プロジェクト>「NISSAN CROSSING Young Artist Collection」に、バンタンデザイン研究所メンバーが参加。銀座の一等地で、ライブドローイングを実施!【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校
デザイン学部

「NISSAN CROSSING Young Artist Collection」

銀座の一等地で、ライブドローイングを実施!

 

バンタンデザイン研究所では、在学中から実践的なプロジェクトを多数行っています。

今回、イベントが実施されたのは東京・銀座の「NISSAN CROSSING」。

日産自動車が、「ニッサン インテリジェントモビリティ」をグローバルに発信する拠点です。このスペシャルな会場で、NISSAN×バンタンデザイン研究所のコラボレーションが実現し、期間限定のアートミュージアムをオープン。

コンテンツは2つです。
まずは、「日産の電動化が叶える未来」と「過去から引き継がれている日産のDNA 」のテーマのもと、在校生&卒業生アーティストが描いた作品を展示。
そして、4/1(土)、4/2(日)の2日間にわたって、バンタンデザイン研究所アーティストチームによるライブドローイングを実施しました。

<1. 「日産の電動化が叶える未来」と「過去から引き継がれている日産のDNA 」>

まずは、展示作品をチェック。
日産の新旧モデルとともに展示された、メンバーたちの作品。2年制WSデザイン&イラスト専攻 天さんは、「プロジェクトに参加するまで、車の知識はゼロでした。2つのテーマがありましたが、私は『過去から引き継がれている日産のDNA』を選びました」と話します。

 

―――作品は、どのような意図で描かれていますか?

 

「テーマは『The Legends』です。日本を代表するスポーツカー『フェアレディZ』を、擬人化しています。右が特別仕様車『Proto Spec』、左が初代『S30』です。色もそれぞれの車体のカラーで、ヘルメットはエンジンの形を表しています。また、細かいですが女性の瞳は、ヘッドライトの形から着想を得ているんですよ」

――― 産学協同プロジェクトに参加した、手応えは?

 

「車を描くというのは新しい挑戦でした。なので、1週間程かけてリサーチを行いました。車の知識も増えたし、絵のレベルも上がったと思います。自分らしいテイストを出し切れたかな?という気持もあるので、今後は自分の個性も出しながら、企業様の要望をくみとって表現していきたいです」と抱負を語ります。

他にも、筑紫 孝斗さんの「Nucleus」は「企業の長い歴史で受け継がれるDNA。正解のない不透明な現代社会の中で共に変化するもの、時間が経とうとも変化しない核を表現」。

大崎 万里朱さんの「可能性」は、人と車が共存する社会や可能性をグラフィックで表しました。

Mariko Kazamiさんの「Future」は「将来、他の惑星へ移住ができる時代になっても、日産が愛されている様子」。

河野 力龍さんの「Clean the World」は、「地球にやさしいクリーンエネルギーを使うことによって、世界中のさまざまな生物が暮らしやすい世界になることを願った作品」。

また、大阪校メンバーの作品も展示されました。Ejanさんの「DNA」は、古代の壁画をほうふつとさせます。テーマは、「五感からの情報伝達で、これからのDNA形成が変わり続ける」。

AKITAさんの「DREAMING」は、「自動運転ができたように、いずれは空飛ぶ車ができるかもしれない。今後も新たな車を創造してほしい」という願いが込められています。

<2. ライブドローイングチームへインタビュー>

ライブドローイングを担当するのは、WSグラフィックデザイン専攻を2023年3月に卒業した簑原 慎さん、河野 力龍さん、そして2年制WSデザイン&イラスト専攻 天さん。制作の合間に、インタビューしました。

 

――― 銀座の一等地でキャンバスを借り、描く気持ちは?

簑原さん「貴重なチャンスです。すごく嬉しいですし、間違いなく自分のキャリアにおいて実績のひとつになると思います」

――― テーマは?

 

「『春の訪れ』で、桜の花が咲き誇っている様子を描きます。また、河野さんのオリジナルキャラクターともコラボレーションする予定です」

――― 制作期間は?

 

2日間で、合計10時間を予定しています。下絵を描き、事前にデザインを共有してから本番を迎えました。制作風景はタイムラプスで撮影し、記録として発信する予定です」

続いては、河野 力龍さんにインタビュー。

 

――― 展示にも出品されていますが、そのキャラクターがライブドローイングにも登場するんですね。

「もともと描いていたキャラクターですが、多様性を表現するのにピッタリだと思いました。展示作品には、『NISSAN GT-R』を描いています。最近、運転免許を取って、プロジェクトに参加したことで旧車に対しても興味が湧きました」

――― ライブドローイングの意気込みは?

「デジタルで制作していると、色付けがとてもスムーズ。一方で、ライブドローイングは手描きなので着色に気をつけていきたいです。なかなかできない体験なので、とても嬉しいです」と、笑顔を見せます。

描きはじめて2時間が経つと、桜の木の輪郭がみえてきました。

ライブドローイング中は、子連れのお客さまや外国人観光客など多くの人が足を止めていました。言語が違っても、アートなら感覚的に受け取ることができます。絵に見入って立ち止まったり、動画を撮影したりする人も。

メンバーも……「最初は、道行く人に見られることに緊張していましたが、慣れてきました。お客さまにどう思われているのかな?と気になっていましたが、写真や動画を撮影してくださっているので、好評なのではないでしょうか。銀座のど真ん中で描くことはなかなかできないので、新鮮な気持ちです」と、河野さん。

蓑原さんも「ライブドローイングをすることで、『NISSAN CROSSINGで何かやっているのかな?』と興味を持ってもらえたら嬉しいです。間違いなく、自分を代表する作品になると思いますので、完成まで気を抜かずに頑張ります」と意気込んでいました。

描きながら、定期的に外から作品を見たり、細部にまでこだわって進めていきました!

在学中からこうした貴重なチャンスに恵まれ、経験を積めるのもバンタンデザイン研究所の魅力です。展示は、4/17(月)までを予定しています。

https://www.nissan.co.jp/crossing/event/137

#日産と若者とアート
#nissan
#nissancrossing
#nissancrossingginza

シェアする