指名で仕事が来るイラストレーターになる方法は?「イラストレーターが知っておくべきビジネスメソッド」【バンタンデザイン研究所】
恵比寿のバンタンデザイン研究所にて、マーケティング&ブランディング「イラストレーターが知っておくべきビジネスメソッド」セミナーが行われました。
3回目となる今回の講座で講師を務めるのは、ヴィジョントラックの光冨章高さんと井手美沙音さんのおふたり。
ヴィジョントラックは、イラストレーターを中心としたアーティストが在籍するエージェンシー。
約半年後に卒業を控えた生徒たちに向け “イラストレーター・サバイバル術”が伝えられました。
イラストレーターに「営業」は必要?
「皆さん、『イラストレーターになりたいのに、なぜ営業をしないといけないの?』と感じるのではないかと思います」と生徒たちを見つめる光冨さん。
イラストレーターとして成功するには、まずは知ってもらうこと、イラストレーターを思い浮かべた時に上位に入ることが必要です。
「そうなれば営業をしなくても指名で仕事が来る。そのサイクルを早く作ることが大事です」と語り掛けます。
「絵を描くこと」と「営業」がつながらなかった人がいたかもしれませんが、「指名で仕事が来る」のは、きっとここにいる皆が共通して目指す未来。
会場に集まった生徒たちの背中がぴんと伸び、ペンを握る手に力がこもります。
エージェンシーが教える、How to 直接営業
イラストレーターとしてやっていくと決めた以上、まずは営業して仕事を獲得しなくてはいけません。
主な営業方法をいくつか提示したうえで、広告代理店や制作会社、出版社に
直接アポイントメントを取って作品を見てもらう「直接営業」について詳しく解説してくれました。
営業先の見つけ方や選び方、さらにはアポイントメントの取り方から最初のアプローチ方法まで、良い例と悪い例を見せながら具体的に伝授。
「営業」が不安だった人も、ここまで教えてもらえれば自信を持って挑めそう。
セミナーでは、ほかにもインターネットを使った効果的な営業方法がいくつも伝えられました。
それらは、学生の彼らでもすぐに実践できる方法ばかり。
このセミナーに参加した生徒たちは、同世代のライバルの二歩も三歩も先を行けそうです。
実際の仕事の流れと、リピーターを獲得する「秘訣」
セミナー後半は、井手さんから「実際に仕事を受注した場合、どのような流れで仕事が進むのか」が詳しく伝えられました。
ヴィジョントラックが過去に受けた仕事とその仕事をしたイラストレーターの作業を1つずつ提示し、
「クライアントからこのような指示があり、それに対してイラストレーターはこのように対応しました」と。
修正に対してどのように変えたのか、そして最後に作品として世に出た時はどうなっていたのかまで、
クライアントの視点とイラストレーターの視点両方から詳しく説明がありました。
実際にヴィジョントラックで仕事をしているイラストレーターが「売れっ子」になったきっかけである出来事も明かされ、
生徒たちは「どうすれば指名での仕事を獲得しやすくなるのか」という、大きなヒントを得ることができました。
イラストレーターとして活躍する未来へとつながる確かな知恵を、ギフトとして受け取った彼ら。
卒業時にはすでに「指名で仕事の依頼が入るイラストレーター」になっているかもしれません。