フォトグラファー・森好弘さんと日吉”JP”純平さんのトークセッションにメンバーたちも興味津々!【バンタンデザイン研究所】
こんにちは!バンタンデザイン研究所です。
今回は、最前線で活躍中のフォトグラファー・森好弘さんと日吉”JP”純平さんをお招きし、フォトグラファーを目指したきっかけや、手掛けておられる仕事について約2時間、じっくりお話しいただきました!
まず、おふたりがフォトグラファーになったきっかけをお話しいただきます。
森さんは25~6歳の時にフォトグラファーを目指し、独学で勉強。
ファッション誌を読み漁り、真似をして、ご自身で自分のBOOKを作って仕事を求めるようになったとのこと。その時、後に師匠となるレスリー・キー氏と出会い、師事。一軒家で他のスタッフと寝泊まりし、毎日2時間睡眠で仕事と勉強をしておられたそうです。
JPさんは、音楽の専門学校に通っている時、友人のライブの撮影を始めたのがきっかけ。
最初は音楽コースに在籍していたのですが、音楽では食べていけないと感じ映像コースに移ったのだそう。
この専門学校主催のライブに写真家の渡邊一生さんがお越しになっていた時、自分から声をかけました。渡邊さんが「今日撮っている写真を送って」と言ってくださったので送り、その後、渡邊さんに招かれたとのこと。
おふたりとも写真の専門学校を出ておられず、がっつりスタジオでも働いておられません。
それでも最前線で活躍するためには、何をしておられるのでしょうか?
例えば、スタジオでのライティングは教えてもらわなければ難しいように思えます。しかし、森さんは「見よう見まねで、友達をモデルにしてトライ&エラー」とおっしゃいました。
JPさんが森さんに、
「ライティングの時、太陽を作ろうとするのか、暗闇を照らそうとするのか?」
と質問すると
森さんは、
「自分は一灯が好き」
と回答。
すると、メンバー(生徒)がざわめきました。そのまま、ライティングの話の流れで、今までの作品のライティングについてお話しいただきました。
フルCGに見える作品も、ライティングと加工で印象的な作品になるのだそう。
他にも、人数の多いグループの構図についても、森さんはお話しくださいました。
平坦にならないよう、顔の位置や手足で流れを作るとのこと。実際に撮影された作品を目の前にして説明してもらえるので、メンバーたちにも分かりやすかったよう。
何より、憧れのアーティストの撮影をしているフォトグラファーが目の前におられるのが良い刺激になっていた様子です。
10分休憩を挟んで、事前に募ったメンバーたちからの質問に答えていただきました。その前に、JPさんからメンバーへ質問です。
「みんなが何を撮っているのか、何を面白いと思って撮っているのか知りたい」突然の問いかけに生徒は少し戸惑いながらも各々、「人を撮るのが好き」「撮るのもレタッチも好き」と答えます。
事前に募ったメンバーたちの質問の中に、「個性がないと言われました。個性を出すにはどうすれば良いですか?」というものがありました。
JPさんはその問いに、
「今、自分がやっていることを一生懸命やっていれば、それが個性になる」
と回答。
森さんは
「綺麗を更にもっと綺麗にしていくと、それが勝手にいつか個性になる。この写真、ヤバってなる」
と。先にメンバーたちの「好き」に耳を傾けてくださっただけあって、とても温かい答えでした。
その後、質疑応答があり、トークセッションは終了。終了後にメンバーたちは、森さんとJPさんのInstagramのフォローをしたり、とても楽しそう。
メンバーの宮本さんは、トークセッション後、「自分ひとりでは絶対会えない方を呼んでもらえて、とても嬉しかった。贅沢な環境で学ばせてもらっていると、改めて実感した」と感想を述べました。「学生時代にしておくべきことが一番ためになった」とも。
また、山下廣海さんは、
「個性についてのお話で、これまで漠然としていた自分の個性が、これかな?と固まった」
と言います。最前線で活躍するプロの方たちの話を聞くことで、将来の自分のあり方が見えてきたようです。
とても有意義な2時間でした。ありがとうございました!