[産学協同プロジェクト]最終プレゼンテーション!WSインテリアデザインコースがIKEA Tokyo-Bay様に展示エリアのプランを提案!【バンタンデザイン研究所】
WSインテリアデザインコースの学生が、
IKEA Tokyo-Bay内「一人暮らし」展示エリアのインテリアコーディネート提案を任されました。
エリアはリビングシングル(一人暮らし)で、使える家具の上限は10万円以下です。
迎えた、社員様への最終プレゼンテーションの日。
南船橋駅から徒歩すぐのIKEA Tokyo-Bayオフィスを訪れました。
心地よい緊張感が溢れるプレゼンテーションの様子をレポートします!
担当するのは、赤井さん、板倉さん、三浦さんチーム。
代表者・赤井さん「テーマは、『Living single with photo—私のファインダーの中—』です。
ペルソナ#1は、23歳のグラフィックデザイナー。写真を撮影すること、絵を描くこと、ファッションを楽しむことが趣味です。
またデッサンをすることも好きで、撮ってきた写真を模写したり、ポストカードやTシャツなど自分の作品を作ったりして休日を楽しんでいます。」
間取りはワンルーム。
部屋の真ん中にKALLAX/カラックスという人気のシェルフユニットを置き、
「オープンアトリエ」と「プライベートルーム」の空間をふたつのエリアに分けたのが最大のポイントだそう。
<オープンアトリエ側のこだわり>
「部屋は黒と白のエリアに分かれています。
オープンアトリエは、白を基調としています。真っ白なデスクMELLTORP/メルトルプは、彼女の想像力をかきたてる場所です。
四季折々、道端で撮影した写真を飾っています。こうしたカラフルな写真が、彼女の仕事や創作のヒントになります。
仕事に息詰まっても、癒しと新しいアイデアを与えてくれるような空間にしました。」
<プライベートルーム側のこだわり>
「黒を基調にした空間です。HEMLINGBY/ヘムリングビーのブラックソファの横に、ブラックのトレイテーブルを置きました。
カラー写真もあえて白黒に加工し、空間に一体感を持たせています。彼女はベッドの横に思い出の写真を飾ったりしています。」
また、図面も提案。さらに、レイアウトに使う家具、小物、値段も一覧表にしてまとめました。
発表の後は、社員さんからのフィードバックタイム。
「写真が好きな人は、被写体によって違う大きさで写真を飾りたいのではないかと思います。
どちらかというと整然と並べられているとお店っぽいのでは?」
という指摘や、
「照明は考えていますか?」
という質問も。
「すみません、まだ考えられていないです」と、素直に答える赤井さん。
他にも、
「写真が好きな人という設定なら、もっともっと数を飾らないとインパクトが出ないかも。」
「お客様に伝わるようにするために、趣味をものすごく強調して見せるときがあるので、
もう少し『ベタに』分かりやすいレイアウトにしてもいいかもしれません。」
といった貴重なフィードバックがありました!
プレゼン後は、より具体的な打ち合わせに入ります。
いつから準備を行うか?
ラグはどうするか?
壁は固定するのか?
といった細かな点を話し合いました。
そして、実際に売場へ移動して下見をします。
現在の展示スペースを見て、イメージの細部をつめていく学生たち。
打ち合わせを終えて……
「自分の頭の中と図面だけでイメージを作るのと、
実際に展示されるスペースの雰囲気や、使う家具を見てから組み立てるのでは違うなと感じます。
学生の間に、『お仕事として』取り組めることはなかなかないので、とてもいい経験をさせてもらっていると感じます。」
と目を輝かせていました。
「Living Single」はどのような空間に仕上がるのでしょうか?
きっと、IKEA Tokyo-Bayを訪れるお客様を楽しませ、新しいライフスタイルのヒントを提案してくれるはず♪
#1ペルソナ……商品・サービスを利用する顧客。人物モデルのこと