22.03.27 23.03.25 更新

2年制ファッションデザイン本科、卒展最終プレゼンテーションに密着。5日後に行うファッションショーの全貌とは?【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校

2年制ファッションデザイン本科、

卒展最終プレゼンテーションに密着‼

 

 

2年制ファッションデザイン本科による、卒業制作展の最終プレゼンテーションをレポートします。

きたる2022年2月23日(水・祝)、2FDメンバーは渋谷ヒカリエホールにて、ファッションショー「THE YANKEE」を披露しました。

 

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在校生(以下、メンバーと呼びます)は、合計20体のオリジナルアイテムをデザイン、パターン、縫製までトータルで手掛けています。

今回は、講師陣に最終のチェックをしていただく、プレゼンテーションの場の様子。

 

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審査していただくのは、向かって右から順に、出原講師、柵木講師、渡邉講師、島田講師、菅原講師です。

 

 

<THEME:ヤンキー>

 

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2FDメンバー「テーマは、ヤンキーです。ヤンキーから連想した

『着崩し』、『自己表現』、『反骨』、『自己の解放』、『アンバランス』、『遊び心』、『10代の若さ』『大人への憧れ』の8つのキーワードをコレクションで表現しています」

 

メンバー「ヤンキーの代名詞である短ラン、特攻服、ボンタンなどをイメージしたアイテムを展開しています。ターゲットである10代から20代の若者がワードローブのアクセントとして加えたくなるようなデザインに落とし込みました。例えば、スケバンの象徴でもあるプリーツロングスカートは、透け感のある素材にすることで今っぽさが出るように工夫しています。カラーは全体的に暗めのトーンでまとめ、血を意識した赤や紫の色調を取り入れています」

 

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<素材>

「素材は、レザーやサテンなど光沢感のあるものと、動きやすくヤンキーが好んで着るイメージの、ジャージ素材を選びました」

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<デザイン>

「デザインは、イメージコラージュを作ってから考えています。デザインのベースとなっているのは、学ラン、ジャージ、制服などのアイテムです」

 

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<パターン>

「チーム制作では、自分以外の人が考えたデザインに対して、パターンを引くのが難しかったです。また、パターンに落とし込む際は、他のメンバーが縫うことを想定しました。

デザイナーにサイズのデティールを確認し、連携を取ってパターンを引くことを意識しました」

 

<アクセサリー>

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「アクセサリーでこだわったのは、武器っぽさです。メリケンサックのようなアクセサリー、数珠のようなネックレスなどを制作しました。

メインカラーはシルバーにし、一部にゴールドを使うことで高級感を出しています」

 

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他にも、血が垂れた様子を連想させる「しずく型」ピアスなど、こだわりが感じられます。

 

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<ヘアメイク>

 

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ヘアメイク担当メンバーは「男女共に、眉毛は細くキリっとさせています。アイラインは跳ね上げて強めにし、目つきが悪く見えるようにしました。

アイメイクはダークなカラーで統一しています。ヘアは前髪だけオールバックにすることが決まっています。

それぞれのヘアスタイルは未定ですが、着用するアイテムやモデルさんの雰囲気に合わせようと思います」と解説。

一部のモデルさんの顔にはフェイスペイントをほどこし「Bring it on」(かかってこい!)という意味の挑発的なメッセージを入れています。

 

 

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プレゼンテーションを終え、講師たちからフィードバックをいただきます。

渡邉講師「1体目のモデルさんのインナーは?」

メンバー「白のさらしを巻く予定です」と、各コーディネートの詳細に対してフィードバックを行っていきます。

 

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渡邉講師は、「全体を把握していないメンバーもいて、快いものではありませんね。今日のプレゼンで指摘されたところを、しっかりと修正していって」とアドバイス。

 

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柵木講師は「一部のモデルさんが本番の靴を履いていないなど、グタグタさを感じます。

グループ制作のファッションショーで、デザインする人、パターンを引く人、縫う人、それぞれが違うので難しいことに挑戦していると思います。

だからこそ、全員が当事者意識を持って。服としてはできているし、体数もできています。あとは、今足りていないルックや演出に時間を割いてください」

 

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出原講師は「そもそもですが、ヤンキー感が足りないと思います。味が薄く感じるのは、

メンズが2000年代、レディースは1980年代のルックになっているから。そこに矛盾があるので埋めてほしいです。

着こなし、ヘアメイク、靴でヤンキー感を足してもいいです。釘バットとか、限りある時間の中でキャッチ―なアイテムを入れていって!

ウチに木刀があるから、必要なら貸しますよ!」と、貴重な意見を伝えます。

 

「12月から生地を買って準備をしているのに、なぜすべて形になっていないのでしょうか?あと5日しかありません。できることを必死にやってください!」と、島田講師。

菅原講師は「卒展は2年間の学びの集大成です。未だ頑張れるなら頑張ったほうがいいと思います。

分からないところがあるなら、答えます。ぜひ、自分で考えて判断していって」と激励しました。

 

講師たちの厳しくも愛情のこもった激励を受けて、気持ちを新たにしたメンバー。

 

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プレゼンテーション後は、ファッションショーにて使用されるスチール(静止画)のシューティングにのぞみました。

 

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残された時間内で、どれだけ精度を上げられるか?演出をアップデートできるか?メンバーたちの手腕が問われています!

また、ファッションショーは、2022年2月23日(水・祝)13:00-14:00にて、YouTube配信を致しました。

アーカイブもご覧いただけますので、ぜひご視聴ください!

 

 

 

 

 

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