22.08.08 23.04.19 更新

動画編集者を仕事にする方法!仕事内容や年収、フリーランスになる方法ついても解説

職業紹介

現代では、インターネットやSNSを通じて個人が自由に動画を投稿できます。また、自社のイメージアップや商品CMで動画を利用する企業も多く存在します。

動画編集者は、企業の宣伝やPRのため、多くの人の目に留まりやすい動画を作り、クライアントが満足する動画を届けることが仕事です。

もちろん、YouTuberや著名人の動画を編集する人も動画編集者に含まれます。今回は動画編集者の仕事内容から年収、どうすれば目指せるのかまで具体的に紹介します。

 

動画編集者の仕事内容について

動画編集者_01

動画編集者の仕事は撮影された映像や素材を編集・加工し、クライアントの依頼した形に動画を編集する仕事です。

動画編集者は、テレビ、YouTube、PVなど様々なメディアで活躍しており、今後も広く必要とされる職業になるでしょう。

 

動画編集者の仕事の流れ

動画編集者は、実際にどのような流れで仕事をしているのかを見ていきましょう。

クライアントへのヒアリング~動画の企画・考案

クライアントのニーズや最終的な出来上がりのイメージをすり合わせるためにヒアリングを行い、その内容を元に企画を考案します。

映像や素材の編集作業

映像の撮影が済んだのち、動画素材を提供されたら、それらをカットして必要な部分をつなぎます。動画の目的やコンセプトが明確になるよう、順番や時間を調整しながら編集します。

BGMやテロップの挿入

エフェクトやBGM、テロップを挿入します。クライアントのニーズに沿って、多くの人を惹きつける動画になるよう編集します。

納品

そして、音やテロップが入った完成版の動画をクライアントに確認してもらい、納品すれば仕事は完了です。

 

動画編集者になる方法

動画編集者になるには、2つの選択肢があります。1つは動画制作を行っている企業に就職する方法、もう1つは動画編集者として独立する方法です。

企業に就職するには、学校を卒業して新卒採用されるケースや、アルバイトから正社員登用される場合、転職活動を経て入社するケースなどがあります。

独立して働く場合は、学校で動画編集を学んだのちに独立したり、独学で動画編集を学ぶケース、YouTubeなどの動画サイトへの投稿を通じてプロになる人など、様々なルートがあります。

いずれの道も学歴は関係ありませんが、ある程度のスキルを保有している方が有利になるでしょう。

・Premiere Pro

・Final Cut Pro

・After Effects

・Illustrator

・Photoshop

こうした動画編集・加工に用いられる代表的なツールの操作ができれば、動画編集者として働く準備が整っていると言えるでしょう。

 

フリーランスとして動画編集の仕事を得る方法

フリーランスの動画編集者として働くには、自ら仕事を獲得する必要があります。仕事を得るにはどうすればよいのか、おすすめの方法を紹介します。

 

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、フリーランスや副業をしたい人がサイトに登録し、仕事を発注したい人の案件とマッチングするサービスです。

登録するとクライアントが募集している案件に応募でき、クライアントから選ばれれば仕事を獲得できます。

フリーランスとしての活動を始めたばかりの人にとっては、実績づくりに役立つサイトです。

大手のクラウドソーシングサイトとして「Crowd Works」や「Lancers」が有名です。

 

スキルシェアマーケット

スキルシェアマーケットとは、自分の持つスキルを出品して、必要な人がそれを購入するスキル販売サイトです。

クラウドソーシングサイトとの違いは、スキルの販売金額を自分で決められる点です。スキルが多いほどサイト内の検索結果に表示されやすくなるため、顧客も増えます。

フリーランスで利用している人もいますが、メインの収入源というよりも副収入として利用している場合が多いです。

大手のスキルシェアマーケットとして「coconala」や「スキルクラウド」が有名です。

 

SNSでの周知

動画編集者として、SNSで情報発信やスキルのアピール、実績を公開していると、ダイレクトメールで依頼が舞い込むこともあります。

フォロワー数が増えるほど仕事も舞い込みやすくなるので、定期的に情報発信を続けることで大きな収入源になる可能性があります。

 

動画編集者に向いている人

動画編集者に向いている人の特徴は次のような人です。

 

・作品作りに没頭できる人

・地道な作業も苦にならない人

・自己管理能力の高い人

 

動画編集の作業は多くの工程があるため、1つの作品を作り上げることに没頭できる人は向いています。

また、動画や音楽のわずかなズレでも大きな違和感が生じますから、動画編集は細かな調整を繰り返す地道な作業です。

それを淡々と続けられる集中力、そして、地道な作業が苦にならない人は適性があります。

さらに、自分の仕事と体調を管理できる能力も求められるので、自己管理能力が高い人も向いていると言えます。

納期や予算に合わせて作業することはもちろん、自分の能力の限度を知って仕事を調整するスキルも必要です。

 

動画編集者の年収について

動画編集の仕事の年収は400~430万円ほどで、日本の平均年収に比べると低めです。

ただし、人によって収入には大きな差があり、年収300万円以下の人がいる一方で、年収800万円以上の人もおり、スキルや人気で年収に大きな違いが出ます。

高年収の動画編集者は、会社勤務の人や、多くのスキルを持ったフリーランスであり、優れた技術を持っているほど年収が高い傾向にあります。

動画編集者として高収入を目指すなら、ディレクションや企画立案などのスキルも磨くことが大事です。

 

動画編集者に必要な編集スキル

動画編集者に必要な仕事の基礎となる編集スキルを見ていきましょう。

 

カット

カットとは、撮影した動画の中で不要な部分を取り除いてつなぎ合わせることで、動画編集に必須の作業です。

動画の趣旨やメッセージがうまく伝わるよう、重要な部分を残す作業になるため、重要な工程になります。

カットの作業は、動画の不要な部分を取り除く「分割」、動画の最初と最後を切り取って整える「トリミング」があり、どちらも作品制作には欠かせません。

 

テロップ挿入

視聴者が内容を把握しやすくするため、動画にテロップやテキスト、字幕などを挿入します。テロップのフォントや色を変えることで、意図やメッセージがより伝わりやすい動画になります。

 

BGM・SE挿入

BGMやSE(サウンドエフェクト)の挿入も動画編集の大事な要素です。

明るい内容なら軽快なBGM、悲しい内容なら重みのあるBGMという風に工夫することで、視聴者の気持ちに訴えかけることができます。

また、SEについても動画内容を伝える効果が高く、動画の印象付けにも役立ちます。

 

色調補正

動画を見やすくするために、カラーバランスや彩度、コントラストなどの色調補正を行うことも重要な作業です。

快晴の屋外や日陰での撮影など、周囲の状況により映像の見え方は大きく変化します。

この状態をそのまま公開してしまうと、視聴者にとって見にくい動画になってしまいます。

色調補正を行い、映像を見やすくすることも動画編集者の基礎的なスキルです。

 

エフェクトの挿入

エフェクトは映像に付与する特殊効果のことです。集中線やロゴ、アニメーションなどを動画に挿入し、シーンやポイントを強調する効果があります。

動画の盛り上がりや重要な部分にエフェクトを挿入することで、視聴者を飽きさせない工夫にもなります。

 

動画編集者に必要な標準・応用スキル

動画編集者として活躍するには、どのようなスキルが必要なのかを確認しましょう。

 

動画編集ソフトを使いこなせる

動画編集者に必要なのは、動画編集ソフトの操作スキルです。動画編集ソフトが使えないと作業が不可能なので、それらを確実に使いこなせるようスキルを磨きましょう。

 

企画やディレクションができる

指示通りに動画を編集するだけではなく、編集者自ら企画が提案できると仕事の幅が広がります。

動画編集者の視点を活かして、視聴者に伝わりやすい動画を作ることが大切です。

 

クライアントの要望に答える

動画編集の仕事は、クライアントの意図と目的を正確に汲み取る必要があります。

どんな人に見てもらいたいのか、どんな効果を期待しているのかをクライアントから引き出すコミュニケーションスキルは動画編集の仕事に欠かせません。

 

動画編集者におすすめなソフト

動画編集者におすすめなソフトを紹介します。

 

Adobe Premiere Pro

世界的にもユーザーが多いAdobe社製で、有名な動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」です。

動画編集ソフトとして必要な機能のほとんどが揃っているプロ御用達のソフトで、初心者でも扱いやすいことから人気があります。

Final Cut Pro

Mac向けソフトで、プロから初心者まで幅広いユーザーに人気の高い動画編集ソフトです。

Adobe Premiere Proと同様、必要な機能のほとんどが揃っており、初心者でもプロのような動画編集ができることから人気があります。

Adobe After Effects

Adobe After Effectsは文字や図形の操作、特殊効果といったエフェクトを追加できるソフトです。

初心者にはやや使いにくさはあるものの、PhotoshopやAdobe Premiere Proとの連携もあるため、利用することでできることの幅が広がります。

 

Davinci Resolve

カラー調整、VFX、モーショングラフィックスなどを編集、加工ができるプロ向けのツールで、Adobe社製ソフトとの親和性も高く、動画編集作業がスムーズに進められます。

 

Filmora

Wondershare社製の動画編集ソフトで、シンプルながら動画編集に便利な機能が詰まっています。

動画編集で大変なテロップの挿入が自動字幕起こし機能で効率化でき、テキストナレーションで読み上げることもできます。

初心者にも扱いやすいインターフェース、高性能のパソコンがなくてもスピーディーな動作性など、扱いやすさではトップクラスです。

 

Apple Motion

Apple社が提供するApple MotionはMac向けのモーショングラフィックツールです。

2D・3Dのモデル挿入・調製、テキストのネオン化、アニメーションの合成など精細な動きを表現す

ることに強みがあります。

Final Cut Proとも連動できるため、Macで利用中の方は併せて利用するのがおすすめです。

 

iMovie

こちらもApple社製のiOS専用動画編集ソフトです。非常に簡単な操作で映像制作ができ、映画のように音楽を追加したムービーを作成できます。

タブレットやスマートフォン向けのソフトであるため、他の動画編集ソフトのような細かな編集こそ難しいですが、初心者でも簡単に動画編集できるおすすめソフトです。

 

動画編集者を目指すなら専門学校で学ぶのがおすすめ

動画編集者を目指すなら、独学よりも専門学校で学ぶのがおすすめです。独学でも参考書を読み、ツールの操作を覚えれば動画編集は可能です。

しかし、専門的な知識とスキルを高めていくには、現場経験が豊富なプロが教える専門学校のほうがより多くを学べるでしょう。

また、専門学校であれば個人のレベルに応じて学習が進められるため、分からない部分は講師から直接教わることもできます。

さらに、講師から添削してもらうことで、効率よく、かつ確実にスキルのレベルアップができ、独学ではわからない自分の強みや弱みが見えてきます。

動画編集者を目指すならこのコース

 

本記事で動画編集の仕事に関心を持った方は、ぜひバンタンデザイン研究所で本格的に動画編集について学んでみてください。

働きながらでも学べるクリエイターコースなどもあるため、一人ひとりに合ったコースがきっと見つかります。

 

・映像クリエイター実践[4年制]

 https://www.vantan.com/faculty/design/mv-12/index.php

・映像クリエイター総合[3年制]

 https://www.vantan.com/faculty/design/mv-11/index.php

・WS映像クリエイター専攻[2年制]

 https://www.vantan.com/faculty/design/mv-10/index.php

・WS映像クリエイターコース[1年制]

 https://www.vantan.com/faculty/design/mv-05/index.php

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