21.12.19 23.03.25 更新

ニューヨークファッションウィークでデビューするのは誰!? ASIA FASHION COLLECTIONの最終選考プレゼン審査レポート【バンタンデザイン研究所】

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こんにちは。

バンタンデザイン研究所です。

 

アジアのファッション産業のさらなる発展を目指し、

アジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト・ASIA FASHION COLLECTION 9thの

最終選考1日目・プレゼン審査が、バンタンデザイン研究所で行われました。

 

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アジア各国を代表する若手デザイナーが手掛けるブランドを選出し、

TOKYO STAGE、さらにはNew York Fashion Weekでのランウェイデビューの機会が与えられるこのプロジェクトでは、

日本を含むアジアでの受注・販売の機会が与えられる可能性もあり、華々しいプロデビューの可能性を秘めた最終バトル。

 

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WWD JAPAN編集長の村上要審査委員長を始め、

ビームスのデザイナー水上路美さん、TOKYO BASE STUDIOUSのバイヤー阿部桂秋さんなど9名の審査員が集います。

 

 

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国内最終審査1日目「プレゼンテーション審査」では、

2次審査を勝ち抜いた12ブランドがそれぞれの方法でプレゼンテーションを行いました。

 

今回、バンタンデザイン研究所のファッション学部からは、

「NAHO OKUZAKI」「DN7」「COCOTONO」の3ブランドが国内最終審査まで残っています。

 

 

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モデルやトルソーのほか、PowerPointや動画を使い、ブランドコンセプトや今回のコレクションの説明をするデザイナーたち。

全員から、服に対する強い思いや「着る人に楽しんでほしい」「すてきな時間を一緒に過ごしてほしい」という思いが伝わります。

また、多くのブランドがサステナブルを意識した服を手掛けていました。

 

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ポップで軽やかな印象を与えるコレクションを提示したCOCOTONOは、

“Laugh of little(lol)”をコンセプトに「フフッと笑ってしまう、日常に潜む違和感を楽しめる服」を披露しました。

 

模様のチェックと確認作業のチェックを掛けたチェックの服には、チェックする人をシルエットにしたワッペンがいたるところに。

また、一見千鳥模様に見えるジャケットは、「千鳥模様」と「酔っ払いの千鳥足」をかけ、

白と黒の「酔った人」が千鳥格子に見えるデザインを織り込んだ布を使用。

裏地には「酔っ払いの赤い顔」をイメージさせる赤い布を使用し、会場の笑いを誘います。

 

 

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他にも、錆からインスピレーションを得たというDN7のコレクションや、

ビビッドなカラーで作ったサステナブルな服を引っさげるDOKKA vividなど、意匠を凝らしたコレクションのプレゼンが続きました。

 

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プレゼン審査の終盤は海外から参加している韓国のSUNG JUとインドネシアのGlenda GarciaがZoomでプレゼン。

会場に集う全員が画面の向こうで語り掛けるデザイナーの声に耳をすまします。

 

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最後の審査員総評では、水上路美さんが「とても楽しいプレゼンで、何名か一緒に仕事をしたいと思うデザイナーもいました。

皆さんの今後に期待したいです」とコメント。そして、「デザイナーひとりですべてをやらなくてもいい。

あなたの不得意を得意にしている人とチームを組み、周りの人を巻き込んで服作りをして」とアドバイスを送りました。

 

 

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バイヤーの阿部さんも、「良い時間を過ごせましたし、刺激を受けました。

明日のショーで、今日は止まっていた服が動くとどう見えるか、楽しみです」とショー審査への期待をにじませました。

 

翌28日にショー形式の最終審査が行われ、3ブランドが選出されます。

どのブランドがニューヨーク行きをつかみ取るのか、楽しみです!

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