20.09.06 23.03.24 更新

大阪拠点の大人気ブランド「THEモンゴリアンチョップス」をお招き!ファッション業界スペシャルトークライブをレポート!【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
大阪校

 

こんにちは!バンタンデザイン研究所大阪校です。

 

今回は先日行われた、業界スペシャルトークライブ・ALIVEの様子をレポートします。

 

ALIVEとは:クリエイティブ業界からゲストを招いて開催しているトークライブです。

 

今回のスペシャルゲストは、ファッションブランド「ボクハタノシイ(BOKU HA TANOSII)」でもおなじみの「THEモンゴリアンチョップス」の代表、安藤仁彦さんとディレクターの山本健太さんです。

 

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お2人は、「日本人の誇りを胸にありがとうの気持ちを忘れず、楽しいことをしています」をコンセプトに、大阪の繁華街・新世界にショップをかまえ、数々の個性的なデザインの洋服やアクセサリーなどを世に送り出しています。

 

トークライブはまず、2人の出会いからブランドショップを立ち上げる軌跡までのお話からスタート。

 

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安藤さんと山本さんは、同じ専門学校のビジネス科に在籍していたそうです。しかし、在学中は特別仲が良いというわけではなく、ごく普通の友達づきあいをしながら学校を卒業します。

その後、安藤さんは中学生の頃から夢中になったという服を扱う仕事に就きたいと、古着屋にアルバイトとして就職します。後に、アメリカまで古着を買い付けに行くようになり、その古着のリメイクを手がけたのが、山本さんだったそうです。

 

 

「私は服が大好きになって以来、アメリカに買い付けに行くのが夢で、親に頼んで高校生の頃から、英会話の勉強をしていたのです。ですが、アメリカで古着の売買をしている人のほとんどがヒスパニック系、話されているのはスペイン語でした」という安藤さんの思わぬ逸話に、話を聞いている生徒達から思わず笑い声がもれます。

 

 

その後、お2人はルームシェアをしながら共に仕事をするようになり、2013年にブランド「THEモンゴリアンチョップス」を立ち上げます。このアパレルブランドらしからぬ名は、「ほかに例がなく、検索すればすぐにヒットするように」という理由でつけたそうで特にプロレス好きではないそうです。

 

デザインに「和」を多く取り入れているのは、安藤さんがアメリカに買い付けに行った際、日本のことをいろいろと尋ねられたのに答えに詰まることが多く、「アメリカの服やグッズを深く知りたいと思いながら、自国のことを知らないとは恥ずかしい」と感じた経験から、だと言います。

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THEモンゴリアンチョップスは、万人受けするデザインよりも、個性的で「好きな人に刺さる」ものを作ることを目的に洋服やアイテムを制作してきたそうです。そのコンセプトはショップの店員にも伝わり、イーグル野村さんなどの名物店員も生み出してきました。

トークライブの後半、お2人は、「これからのアパレルは、ショップだけでもダメ、かといってオンラインだけでもダメだと思う」とここ半年の経営状態の様子も交えながら、これからのアパレル業界について持論を展開しました。

 

 

面白いことに、THEモンゴリアンチョップスのショップは、オンラインと実店舗では売れ筋がまったく違うそうです。そのため、どちらもブランドにとっては大事なのだとか。

 

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「幸い、自分たちの店は自粛中でもオンラインショップの売り上げが好評で、売り上げはそれほど落ちなかった。でも、だからといって実店舗を閉じてオンライン一本にしたいとは思わない。やっぱりお客さんと店員のコミュニケーションは大事」と、デザインやプロデュースだけにとどまらず、自ら店頭に立って、洋服やアイテムを販売してきたお2人の言葉を聞いて、トークライブに参加していた生徒達は感銘を受けた様子でした。

 

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最後に、山本さんは「前へ」安藤さんは「やる」の言葉を生徒達に贈り、トークライブは終了。何もないところから興味と好奇心、行動力でブランドを立ち上げ、成長させてきたお2人らしい言葉は、生徒達の心に深く刺さったことでしょう。

 

モンゴリアンチョップスデザイン HP

http://themongolianchoppsss.com/

 

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