アパレル店員の年収はどのくらい?平均年収、年齢別の年収、経験年数別の年収を解説
「洋服が大好きだから、将来はアパレル業界で働きたい」そんな夢を持ちながらも、ネットやSNSの「アパレルは給料が低い」「生活が厳しい」という書き込みを見て、進路を迷っていませんか。
この記事では、公的データや業界動向を基に、アパレル店員の平均年収から年齢別・経験年数別の給与相場まで解説します。
アパレル店員の平均年収
アパレル業界全体の平均年収はおおむね340万〜360万円(月給換算で約23万〜26万円)です。これは厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」や大手転職エージェントの統計に基づいています。
【年齢別】アパレル店員の年収相場
以下にアパレル店員の年齢別年収相場をまとめました。
| 年齢区分 | 平均年収 |
|---|---|
| ~19歳 | 256.2万円 |
| 20歳~24歳 | 325.1万円 |
| 25歳~29歳 | 367.2万円 |
| 30歳~34歳 | 387.1万円 |
| 35歳~39歳 | 401.9万円 |
| 40歳~44歳 | 427.6万円 |
| 45歳~49歳 | 428.4万円 |
| 50歳~54歳 | 417.2万円 |
| 55歳~59歳 | 392.7万円 |
| 60歳~64歳 | 329.2万円 |
30代、40代と年齢が上がるにつれて給与ベースは上昇する傾向にあります。
【経験年数別】アパレル店員の年収相場
以下にアパレル店員の経験年数別の年収相場をまとめました。
| 経験年数 | 平均年収 |
|---|---|
| 0年 | 276.7万円 |
| 1~4年 | 292.9万円 |
| 5~9年 | 298.3万円 |
| 10~14年 | 310.3万円 |
| 15年以上 | 362.5万円 |
未経験からスタートした販売員がまず目指すのは店長への昇格です。店長職になれば、店舗全体の売上予算の達成率に応じたインセンティブや役職手当が支給されるため、収入にまとまりが出てきます。
※「経験年数別の所定内給与額」を12倍した数値
アパレル業界で年収を上げる方法
ここでは、アパレル業界で年収を上げる方法を解説します。
本社の専門職へキャリアチェンジする
まずは、店舗の現場から本社の専門職へとステップアップすることです。特にアパレル企業の収益の要となるMD(マーチャンダイザー)やバイヤーは、市場のトレンドを分析し、どの商品をどれだけ製造し、いくらで売るかという、ビジネスの根幹となる数値管理を一手に担います。
これらの専門職は企業の利益に直結するため、一般的な販売職よりも給与ベースが高く設定されているのが特徴です。自分が仕掛けたコレクションや買い付けた商品がヒットして企業の売上を最大化させることができれば、それだけ自身の評価や賞与にダイレクトに反映されます。
服のセンスだけでなく、確かなビジネス視点を持って数字を動かせる人材になれば、20代や30代の若さであっても年収1000万円クラスに到達することは十分に可能です。
外資系ラグジュアリーブランドを選ぶ
次に、働く企業のビジネスモデルを変え、外資系ラグジュアリーブランドへ進む選択肢です。世界的な認知度を持つインポートブランドやラグジュアリーメゾンは、商品単価が高く利益率も良いため、従業員へ還元される給与の原資が国内のカジュアルブランドとは根本的に異なります。
さらに、外資系企業の多くは完全な実力・成果主義の給与体系を採用しており、個人の売上実績に応じたインセンティブ(歩合給)が毎月の基本給に上乗せされる仕組みが一般的です。
EC・SNS運用スキルを磨く
最後は、最先端のEC・SNS運用スキルを身につけ、自社ECの責任者を目指すか、あるいは個人ブランドの立ち上げによる独立を果たす道です。現在のアパレルビジネスは、莫大な固定費がかかる実店舗を構えずに、インターネットを通じて消費者に直接服を届ける「D2C」モデルが主流となっています。
若いうちからSNSでの発信力を磨いてファンを形成し、自社ECサイトでの売上を軌道に乗せることができれば、仲介業者を挟まない高い利益率がそのまま自身の収入へとつながります。
企業の枠に縛られず、デジタルマーケティングの技術と個人のセンスを掛け合わせることで、一般的なサラリーマンを超えた高収入を得ることもできるでしょう。
未経験からアパレル業界で活躍する方法
ここでは、未経験からアパレル業界で活躍する方法を解説します。
専門学校・専門校に通う
アパレル業界で活躍する道として、服飾系の専門学校や専門校へ通う選択肢が挙げられます。最大のメリットは、独学では身につけることが難しいデザイン、縫製、パターンの技術から、マーケティングやVMDといった実務に直結する専門スキルを、集中して体系的に学べる点です。
さらに、歴史のある専門校はアパレル企業やブランドとの強固なネットワークを保有しているため、求人情報が一般に解禁される前に、本社専門職の推薦枠やインターンシップの機会を得やすいという大きなアドバンテージがあります。
大学に通う
もう1つの選択肢は、一般の大学や、服飾系の4年制大学へ進学する道です。大学に通うメリットは、アパレルに限らない広範な一般教養や語学力を身につけられる点や、最終学歴が大卒になることで、一部の大手アパレル企業が設けている総合職採用の応募要件をクリアできる点にあります。
しかし一方で、一般的な大学ではファッションに特化した具体的なクリエイティブスキルや、実務レベルの現場経験を積む機会がどうしても不足しがちです。そのため、大卒でアパレル企業に入社した場合、基本的には全員が一販売員からのスタートとなり、本社の専門職へ這い上がるまでに長い下積み期間を要することが少なくありません。
バンタンデザイン研究所 ファッション・ヘアメイクカレッジで学ぶメリット
ここでは、バンタンデザイン研究所 ファッション・ヘアメイクカレッジで学ぶメリットをご紹介します。
数多くの産学協同プロジェクトを実施している
最大の強みは、在学中から有名ブランドや大手企業と最前線でコラボレーションを行う産学協同プロジェクトが豊富に用意されている点です。教科書上のシミュレーションではなく、実際の市場を舞台に、現役の企業担当者に向けて企画や商品開発の提案を行い、時には実際の店舗やECでの販売までを経験します。
さらに、アジアの学生として初となるニューヨーク・コレクションへのデビューをはじめ、国内外の最先端の舞台で自身のクリエイティブを発表するチャンス(デビューサポート)が数多く用意されています。在学中からプロと同じ「現場の実績」を積み上げ、ビジネスを動かす成功体験を得ることは、就職活動において大きな強みとなります。
現役プロ講師から直接指導を受けられる
バンタンの講師陣は、現在進行形で業界をリードしている現役のプロフェッショナルです。第一線で活躍するデザイナー、バイヤー、MD、スタイリスト、インフルエンサーなどが、今まさに市場で起きている最新のトレンドや、現実に通用するビジネスの裏側をリアルタイムで指導します。
アパレル業界のトレンドや稼ぎ方の仕組みは激しく変化しています。昨日まで通用した知識が明日には古くなる世界だからこそ、プロから直接生きたマーケティングや数値管理のノウハウを吸収することには価値があります。
就職活動支援プログラムを活用できる
バンタンでは、業界コネクションを活かした「バンタン専用求人job net」を活用でき、独自の求人情報をベースに就職活動を有利に進めることができます。
また、在学中に行われる現場実習などを通じて、企業の人事担当者から直接スカウトを受けるチャンスもあります。
アパレルの年収に関するよくある質問
最後に、よくある質問にお答えします。
アパレルで年収1000万を稼ぐのは、一部の天才や外資のマネージャーだけですか?
特別な天才である必要はありません。何の戦略もなしに一店舗の販売員として接客を続けているだけでは、年収1000万円に到達することは難しいでしょう。しかし、努力の方向性を現場の接客からヒットの仕組みを作る本社専門職へ、あるいは個人のSNS・EC発信を駆使したブランドオーナーへとシフトさせることで、20代や30代の若さでも現実的に大台を狙える可能性があります。
専門学校卒と大卒では、就職後の出世スピードや年収の天井に違いはありますか?
現在の業界は完全な実力・成果主義が徹底されています。そのため、大卒か専門卒かという形式的な学歴よりも、在学中にどんな現場を踏み、どれだけ即戦力スキルや実績を身につけてきたかが出世スピードを左右します。
就職・転職活動時に、「服の社販(自社買い義務)」がないホワイト企業を見分けるチェックポイントはありますか?
求人票の福利厚生欄に「制服支給あり」や「衣装手当・ユニフォーム手当支給」と明記されている企業を優先的に選ぶことを推奨します。これらは自己負担なしで店頭に立てる可能性が極めて高いことを示す指標です。