9月22日、EBiS303にてVANTAN FANS FES 2024が行われました。
バンタンデザイン研究所に在籍する未来のクリエイターたちが、自身の作品を発表する今回のフェス。
新しい才能に触れることで、来場された方たちが誰かのファンになるきっかけの場となっています。
今回はファッション・ヘアメイク学部の様子をお届けします。
まずは専門部ファッションデザイン専攻による「VANTAN FANS FES. ORIGINAL LOOK COLLECTION」。
ファッションデザイン専攻2年の有志による企画運営で行われたこちらのコレクション。
オリジナルルック計44体が発表されました。
コレクションのテーマは「夜明けを待つ」。
世界中で起こる戦争や災害に対する不安や絶望感。
現代社会への生きづらさを抱えながらも、希望溢れる未来を信じ続けたい。
ファッションデザイナーを志す17人の想いと願いを込めた作品を、昼・夜・夜明けの3つのシーンで表現しています。
スガ カズヤさんによるブランド「KAZUYA」では白を基調とした作品が発表されました。
丸みのあるシルエットが特徴的で、シャツやレースが使われています。
ヴィンテージ感溢れるルックを発表したのはサイトウ ショーリナさんが手がけるブランド「SHORINA」。
股上の部分が大胆に開いたパンツや、レースを多く使用したデザインなど西洋風で女性らしい作品です。
アラキ コウセイさんの「ARK」ではオーバーサイズなボトムスが印象的なルックを発表しました。
シックで落ち着いた色合いでありながら、ボトムスの切れ込みなど個性的なデザインが施されています。
森に棲む妖精のようなルックをペアで製作した
モリシタ アサヒさんの「ASAHI MORISHITA」。
男女が対になったデザインで、花のようなレースがあしらわれています。
メンバーの願いが込められた44もの作品が連なるショーの迫力は圧倒的でした。
お次に紹介するのは、ヘアメイク専攻による「VANTAN FANS FES. HAIR MAKE SHOW」
学内コンペティションを実施し、各クラスの代表に選出されたメンバーがデザイン・製作した作品をランウェイ形式で発表するショーです。
テーマは「推し」。
テーマに合わせてメンバーが制作したヘアメイク作品が、次々にランウェイに登場しました。
こちらのヘアメイクショーの審査を行うのは、
ヘアスタイリストのKUJIRAさんと、美容クリエイターのZutti Mattiaさん。
それでは結果をご紹介します。
第3位はヘアメイク学部 メディアヘアメイク専攻2年 ヨシダさん。
ヨシダさんの作品は「Connection」。
紅白で統一されたヘアメイクは印象強く、大きな花が咲いたようでした。
第2位は、ヘアメイク学部 メディアヘアメイク専攻2年 タグチさん。
「liberty」というタグチさんの作品は、緑の装飾と白の独創的なヘアが特徴。
生命力溢れる、自由を訴える作品です。
そして、グランプリに輝いたのは…
第1位 ヘアメイク学部 メディアヘアメイク専攻2年 モリヤマさん。
モリヤマさんの作品のテーマは「24/7meish」。
羽やリボンを使った独創的なスタイリングと世界観が印象的です。
グランプリには10万円分の電子マネーと表彰状、プライズボード、
そして副賞としてクラスの全員にスターバックスのチケットが贈呈されます。
モリヤマさん
「この2ヶ月間、自分が何を作りたいか、作品の世界観をどうするかたくさん悩みました。
自分のパワーと明るさを届けたいと思って作った作品なので、グランプリを受賞できて本当に嬉しいです。」
審査員のお二人からもお言葉をいただきました。
KUJIRAさん
「審査のポイントとしては、メンバーの好きなものがわかりやすいものを選びました。
皆さんの作品を見て、私もパワーと元気をもらえました。」
Zuttiさん
「学生とは思えないクオリティで、審査には頭を抱えました。
2ヶ月という短い期間でここまでの作品を作り上げることができたのは本当にすごいと思います。
クリエイティブは、経験や想いを重ねて作るものです。皆さんの将来が今から楽しみです。」
ショーステージは圧巻の作品が並び、会場もたくさんの観客で大盛り上がりでした。
他にも様々な作品が目白押しだった今回のVANTAN FAN FES. 2024。
ご来場された方々がメンバーたちの作品に心を掴まれる、素敵なイベントとなりました。