24.10.12 24.10.10 更新

Asia Fashion Collection 2024 第2次選考〜トワル審査〜

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ファッション学部

9月16日、Asia Fashion Collection 2024の2次選考が行われました。

Asia Fashion Collectionとは、PARCOとバンタンデザイン研究所が実施する、
アジアのファッション産業の更なる発展を目指した若手デザイナー発掘プロジェクトです。

日本を始めとし、アジア各国を代表する若手デザイナーが手がけるブランドを選出し、
東京での展示会とNY ファッションウィークでのランウェイデビューの機会が与えられます。

大きなチャンスを賭けた今回の2次選考は、緊張感に包まれた空間でした。

佐藤冬芽さん(ファッションデザイナー専攻2年)のブランド「Fuyume」のテーマは
「No shame, just confidence (恥ずかしがらず、自信を持って)」。
ファッションには、どう見られたいかという心理が表れるという佐藤さん。
そんな偏った自分の個性を発揮していきたいと、このブランドを立ち上げました。

今回のシーズンテーマは「201」。
これは佐藤さんの住んでいる部屋の番号だそうです。
わからないものに名前をつけてカテゴライズして安心しようという時代に、
自由を失うのではないかと疑問を感じ、自分のアイデンティティを大切にしようと呼びかけるこのブランド。
そんな佐藤さんのポートフォリオは全て手書きで、写真も自身が撮影したものだそうです。

大胆なシルエットが印象的な佐藤さんのトワルは、着る人に自信を与えてくれそうな作品でした。


「僕はむっつりすけべなんです」という言葉から始まったのは、
丸本勝太さん(ファッションデザイナー専攻3年)のプレゼンテーション。
丸本さんのブランド「MARUSHO」では、自分を否定してしまいがちな人を後押しする作品を制作。

女性に憧れがあるという丸本さんは、メンズのシルエットの中に女性らしいフリルやレースを使用しています。
むっつりしながら憧れを纏うことを一貫したテーマに、6点のトワルを公開。

審査員からは
「やりたいことがとてもはっきりしている」「生地感に注意し重くなりすぎないように」
との言葉がありました。


情景を映すものづくりをテーマに掲げる「RIKUTO SUZUKI」。
デザイナーの鈴木陸斗さん(ファッションデザイナー専攻2年)には表現したい景色がたくさんあるそうです。
今回のシーズンテーマは中世ヨーロッパから着想を得た「渓谷宴会」。
パニエを使用した、現代アンティークのような雰囲気が魅力です。

グラフィックが得意だという鈴木さんの強みはテキスタイル。
ニードルパンチを使用した作品もありました。
審査員からは「このブランドだけの発想をもっと出していい」という言葉があり、
鈴木さんも神妙な面持ちで耳を傾けました。

会場が緊張感に包まれる中、メンバーたちも一生懸命準備してきたプレゼンを披露しました。

限られた通過者がニューヨークコレクション公式ランウェイ出場をかけた国内最終審査へと進みます。

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