5月28日、ファッションデザイン専攻合同で第一タームのリフレクションが行われました。
今回のテーマは「新しいスカートの形」
メンバーそれぞれが考える新しいスカートの形をプレゼンテーション形式で発表しました。
3年制ファッションデザイン専攻1年のシミズさんは、
「Reformation」をテーマに制作。
ボタンを止めるとスカートからズボンへと形を変身させる作品です。
全て均一になっているタックは分量が多く、制作が大変だったと語りました。
漫画やアニメが好きなシミズさんは、2次元のものを3次元で表現したいそうです。
講師からは「着ていくには分量が多く重いのでは?」
という指摘があり、完成形をイメージして制作すると良いとアドバイスをもらいました。
同じく3年制ファッションデザイン専攻1年のサトウさんの作品のテーマは「ムカデ」です。
腰から下にかけてムカデが巻き付くような形のスカートを制作しました。
折ったダンボールを入れたサテン生地を繋ぐことでムカデの表面を再現し、
周りに垂れる2色の赤い糸はムカデの足をイメージしています。
生地につけた傷や安全ピンでパンク要素や野生的なイメージを表現しました。
独特な形状であるが故にボディへの固定が難しかったそうです。
高等部1年のタマイさんは「絆」をテーマにプレゼンを行いました。
形や色が異なる様々な布がつぎはぎになったスカートに、糸が重なった作品です。
この布にはタマイさんが赤ちゃんの頃に着ていた
服や、体操着、カバンなどこれまでに使ってきたものを使用しています。
これはタマイさんが新しい一歩を踏み出すためのスカートだそうです。
これには講師も驚いた様子で、
「新しい形には、シルエットだけではなく想いという形もあるのかと気付かされた」
と評価しました。
第一タームでありながら圧巻の作品が揃うリフレクションでした。
学びを深めて成長していくメンバーに期待が寄せられます。