22.08.23 23.03.25 更新

スターOG・イガリシノブさんが本音トーク!「WHOMEE」「BABYMEE」プロデュースを叶えるまで&在学中にすべきことって?【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校

 

イガリシノブさんが本音トーク!

叶えるまで在学中にすべきことって?

 

 

バンタンデザイン研究所は、業界で活躍する多くの著名クリエイターを輩出しています。その中でも、業界を牽引し続けるのがBEAUTRIUMヘア&メイクアップ アーティスト イガリシノブさん。

 

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今回は、ヘアメイク、コスメブランドのプロデュース、美容YouTuber志望&興味がある人必見の講演会をレポートします!

イガリさんは、雑誌・広告などのヘアメイクを手掛ける他、「WHOMEE」「BABYMEE」 のディレクターとしても活動し、YouTubeやInstagramでも絶大な人気を集めています。これまでに手掛けてきたWORKSを紹介していただきました。

 

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[画像引用元:「WHOMEE / BABYMEE」公式サイト]

https://whomee.jp/whomee/

 

「今日はよろしくお願いします。雑誌のお仕事のときは、ページごとにテーマが決められているので、そこから発想します。提案するスタイルが、世の中の人に響くかどうかが大切。なので、情報はたくさん頭に入れたほうがいいと思います。センスは、今までその人が見てきたもので形作られると思います」

 

 

――― なるほど。イガリさんは「WHOMEE」「BABYMEE」をプロデュースされていますが、どんなキッカケだったんですか?

 

「キッカケは、36歳で産休に入る直前に集大成の意味合いで、メイク本「イガリメイク、しちゃう?」(宝島社)を出版したんです。一冊の本がキッカケになって、イベントなど色んな仕事が舞い込みました。日本中に、私のヘアメイクを信頼してくれる人がいるのは嬉しかったけれど、産休から戻るときは同じ仕事を続けるのではなく、自分がもう一歩前に出る覚悟をして新しいチャレンジをしようと思いました。

ヘアメイクの仕事は、働く場所も時間も毎日違うし、直前に急な変更があったりもします。子どもと過ごす時間を確保するため、自分の体を動かさなくてもできる仕事のスタイルはないかを模索しました。それで、メイクスクールかコスメを考えたんですが、スクールのカリキュラムを考えるのは自分には難しいなと思い、コスメを作ろう!と決めたんです。

8社に電話をかけ、『WHOMEE』をローンチしました。マスカラとか単品ではなく、顔を作れるラインナップで出したかったんです。ブランドを始める前から「WHOMEE」の商標登録はしていました。30代前半の頃、アメリカのビューティブランドとコラボした経験も後押ししてくれたと思います」

 

また、バンタンデザイン研究所在学中から「世の中の女の子のメイクをどうにかしたい」という想いが強かったと話すイガリさん。在学中は、ミセス向けのブランドを愛用していたそう。理由は、くすみ、色ムラ、黄みなどのカバー力が高かったから。

 

どんなラメなら浮かないのか?どのブランドのアイテムは、思った通りに発色するのか?を考えながら、使い分けていたという研究熱心な一面も!在学中から目的意識を持って、ヘアメイクに取り組んでいたことも、今のキャリアの礎となっている様子。

 

 

 

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――― 在校生にもコスメをプロデュースしたい人は多いです。プロデュースを叶えるなら、ヘアメイクとしての実績を積んでからがいいですか?

 

「そうですね!ディレクターになりたいのか、メーカーに入って化粧品の商品開発をしたいのか、美容YouTuberになりたいのか。どのポジションがいいのかを、在学中から考えておくと良いと思います」

 

 

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<メンバーからのQ&A>

 

――― イガリさんは、アシスタントとしてバンタンデザイン研究所の在校生を採用されることが多いですよね。アシスタントに求めることは。

 

「明るく元気な雰囲気は、出ていたほうがいい。前向きな気持ちになれない人は、どこの会社でも求めていないですよね。私自身は、体育会系だから、体力で乗り切った部分もありますが、雰囲気や気持ちも大事ですよね。技術がすごく上手くても、モジモジして何を言いたいのか、何がしたいのか分からない人よりも、下手でもいいから明るく愛嬌がある人を選ぶと思います。バンタン生はセンスがいい人が多いから、それを活かしていって」

 

 

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――― 上手くいかないときの乗り越えかたは?

 

「自分のせいじゃなくても、自分のせいとして考えてみます。例えば、すごく悪い人に会ってしまったとしても、相手50、自分50で考えてみます。あとは、何も考えずに寝たり、考えるのを止めることも。すぐに乗り越えなくてもいいと思います。でも、ヘアメイクの現場で、『なんか赤リップ違うね』といわれたらササっと『リップ消しますね~!』と空気を察して。その場で絶対にやってみるほうがいいです。実際に、テレビの現場で、タレントさんのヘアメイクをする時間が出演直前の5分間しかないときがあったんです。しかも生放送!目の前が真っ黒になりましたけど、タレントさんがスタンバイできていなくても放送は始まってしまうし、時間は止められないから、やるしかないですよね。そんな状況でも言い訳はできないし、乗り越えるしかないんです。」

 

 

 

――― メイクしているとき、いちばん大切にしていることは?

 

「モデルさんを迎え入れるときを大事にしています。相手が心地よいと思える空間を用意して、『任せよう』と思ってもらえるようにします。スチーマーをたいて、お尻に温かいマットを敷いて、冷暖房も自分が基準じゃなくてモデルさんがベース。道具が綺麗なのは当たり前です。モデルさんが、顔を貸してくださる、と意識して」

 

 

――― 人と違うものを生み出すために意識していることは?

 

「私は時代遅れなんじゃないかと思っているくらいですよ。新しいものは出きっているので。

 

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例えば、ヘアのインナーカラーは一部の人が楽しむスタイルでしたが、今は普通ですよね?平成初期に流行したつけまつ毛も、リバイバル。フランスの映画とか、いろんな作品を観ることは重要です。私がバンタン生のときは、洋書屋さんに行かないと海外の雑誌を見られませんでした。今はいくらでも調べられると思いますが、スクショして満足せず、プリントアウトしたらいいと思います。きっとスマホの中に保存しているだけでは、頭に入っていないと思います」

 

 

――― 学生のとき、やっておいて役立ったことはありますか。

 

「ヘアメイクのバイトをして。それと、お母さんでも友だちでもいいのでメイクさせてもらって、手を動かすことが重要です。私はアシスタントしながら、土日にブライダルのバイトに行っていました。老舗のサロンだと、50代、60代のベテランさんがいて和髪を作れるようになります。和装の広告もできるし、タレントさんに成人式のヘアメイクをお願いされたときも引き受けられます。あとは、クラスの友だちを大切にして。業界で残る者同士は、何でも相談できるし、ずっと励まし合える戦友です」

 

――― バンタンデザイン研究所キャリアカレッジには「セッションワーク」というプログラムがあります。ヘアメイク専攻、フォトグラフィー専攻、ファッション専攻など学部・専攻の枠をこえて一つの作品を作り、撮影までを行うプロジェクトです。

 

「とにかく、数をやった方がいいと思います。私も在学中にファッションショーをしました。クラスメイトと作品を作ったことがいい経験になっています。2年生になって、師匠のアシスタントにいくとポーンと大人っぽくなる子がいると思います。また、『芸能人のヘアメイク現場に入った』とか、高校の友だちには話せないようなこともバンタンの同級生には相談できます。戦友になると思うので、是非クラスメイトを大事にしてください」

 

 

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――― 後輩たちに、メッセージを!

 

「人との出会いがすべてです。ツテをどれだけ作れたかなんです。

うまく人間関係を築いていってください。コロナ禍で難しいかもしれないけれど、好きな分野の人とたくさん出会うことが重要です。私が20代の頃は、寝るよりも遊んでました。仕事して遊んで、そしてそのときに出会った人の縁から繋がっていって、今WHOMEEを作ってくださっているメーカーさんに出会いました。何が起きるか分からないです。

逃げたくなるときは、休むだけで逃げないこと。逃げるっていっても、地球の外には逃げられません。そういう気持ちでのぞむと、きっと頑張れます!」

 

 

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イガリさん、お忙しい中、ありがとうございました。

イガリシノブさんをはじめ、現役で活躍するプロフェッショナルから、直接指導を受けられるのも、バンタンデザイン研究所やキャリアカレッジの魅力です。

 

また、現役プロ講師100%だから、業界の最新トレンドを効率的に学べ、在学中からアシスタントとして現場を経験できる機会、ヘアメイクとしてお仕事を受けるチャンスも豊富です。

 

これからのキャリアにプラスになる技術を身に着けるだけでなく、環境を活かして、たくさんのチャンスをつかんでいってくださいね!

 

 

 

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イガリシノブさん ( Hair & Makeup Artist [BEAUTRIUM])

BEAUTRIUM所属。ドキュメント番組 MBS「情熱大陸」や NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し、メイクテクニックだけでなく、そのライフスタイルに至るまで注目される存在となる。似合わせのテクニックやユニークな発想で、おしゃれ顔をつくる達人。独自の発想とテクニックで提案するメイクアップは、国内のみならず、アジアでもブームを巻き起こし、多くの女優・モデルから支持される人気アーティスト。

Instagram @igari_shinobu @whomeeigari @babymeebywhomee

YouTube https://youtu.be/a2dEa33_3k4

 
 
 

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