「Men’s Make-up EVENT」supported by gatsbyTHE DESIGNER開催!syn代表・齋藤正太さん、ヘア&メイクアップアーティスト小田切ヒロさんが提案する、トレンドスタイルとは?【バンタンデザイン研究所】
syn代表・齋藤正太さん
アーティスト小田切ヒロさんが提案する
トレンドスタイルとは?
6月20日、バンタンデザイン研究所東京校にて、「Men’s Make-up EVENT」supported by gatsbyTHE DESIGNERが開催されました。
一般応募により選ばれた50名のゲストの中には、バンタンデザイン研究所在校生の姿もありました!
ゲストは、gatsbyTHE DESIGNERシリーズ共同開発者で人気サロンsyn代表・齋藤正太さん、
ヘア&メイクアップアーティスト/ビューティディレクターNous主宰・小田切ヒロさんをお迎えしました。
前半はトークセッション、後半はヘア&メイクデモンストレーションと2部構成で行われたイベントを、ダイジェストでレポートします。
齋藤さん「お越しいただき、ありがとうございます。メンズビューティは、デオドラントやヘアなど、身だしなみの延長線上にあると思っています。なので、メンズメイクアップは格好よくないといけません。メンズビューティを当たり前にしたいからこそ、『gatsbyTHE DESIGNER』では、メンズの汗や脂にもアプローチできる設計にこだわっています」
――― いつからメイクを始められましたか?
小田切さん「オギャアと産まれたきからです。姉が3人いて、メイクは必須の環境で育ったので、当たり前の感覚でした。あるあるなんですが、お母さんのドレッサーから口紅を拝借したとき、いつもと違う自分になれてハッピーな気分になれ、快楽を見出しました。(齋藤さんを見て)すごくビューティですよね!人それぞれに美しい感覚も違うと思いますし、ビューティの幅は広くなっていますよね。自分が美しいと思うことを求めるのが大切で、個性を隠さずオープンにしていただくと良いのではないかと思います」
――― メンズのスタイリングや、メイクで意識していることは?
齋藤さん「その美しさが丸一日続くかどうかを意識しています。ただヘアセットするだけでなく、5時間経っても、夜になっても、崩れても格好いいデザインを意識しています。自分も鏡で確認して、ワックス量が多いかな?少ないかな?と一つずつ確認します。一日中美しさが続くと、それが一カ月になり、一年と、格好いい時間が長く続きます。美しい時間を増やすために、自分に合うものを見つけるのが大事です」
小田切さん「説得力がありますね。作り上げた美しさは必ず崩れていくので、私も形が変わっても美しいようにヘアメイクを作り上げています。顔は、中心が明るく綺麗だと、全体が美しく見えます。なので、メイクを考えるときは、必ず中心から考えると失敗しづらいのではないかと思います。メイクというと顔ばかり意識する方がいますが、私は、頭からデコルテまでをマッサージします。すると、すごくクオリティが上がるんですよ!」
――― メンズのスタイルをつくる場合、大切なことは?
齋藤さん「シースルースタイルが流行していますが、ハチは透けさせないことが大事だと思います」
小田切さん「男性のメイクは、全てのプロセスを行っていくと、強さが強調されたtoo muchな雰囲気になりやすいです。なので、『骨格をキレイに見せる』ことを意識して。顔の中心を重めにして、ニキビ跡など気になる部分だけコンシーラーで消すようにすると、バランスの取れたメイクになります」
――― 自分に合ったメイクやヘアスタイルを探すには、たくさん試すのが良いですか?
齋藤さん「YESですね。自分が気持ちいいかどうかを基準にしていいと思います。自分が見てテンションが上がった後に、他の人から見て『格好いいじゃん』『素敵だね』と言われるといいですね。毎日違うスタイルを試してみてください」
小田切さん「もちろんYESです。成功例を作るというよりは、失敗をしていくことが大切です。似合わない知識が増えると、成功例が作りやすいです。メイクアップは、整形と違い失敗できますから、これから作りてになる皆さんは、大胆に失敗していいと思います」
――― メンズメイク人口が増えるために必要なことは?
齋藤さん「メンズメイクをカジュアルに一回受けられる場所を増やしていくこと。ビューティカウンターなどで体験できると、気持ちよさも伝わるのではないでしょうか」
小田切さん「男性でも、実は『綺麗になりたい』、『メイクしたい』という願望を持っている人は多いけれど、外に出せていない部分があると思います。女性が、男性がメイクすることに『え』と思わないことがファーストステップだと思います。日本の女性は、メンズメイクに否定的なところがあったりして、それは口に出さなくても態度で分かってしまったりします。女性・男性という概念も少し古い部分があるので、自分がどうありたいかを、否定的でなく受け入れてあげることが大切だと思います」
後半は、韓国風ニュアンスメイク&シースルーマッシュをデモンストレーション!
<MAKE UP>
小田切さん「韓国風ニュアンスメイクの特徴は、肌をワントーン明るくし『コントラスト』を出すことが重要です。ポイントは、gatsbyTHE DESIGNER『ナチュラルBBクリーム』の『ベージュ』と『ホワイトベージュ』を使うこと。ホワイトベージュを全顔にのせると白く浮いてしまうので、元の色味に近く肌色補正してくれる『ベージュ』を使います。求める色合いを演出するために、ファンデーションは2色使ってもいいんですよ」。
1)「BBクリーム ベージュ」は、頬、アゴの特に高い部分に付けます。
2)「BBクリーム ホワイトベージュ」を、重ねていきます。
3)手の平で、顔を覆ってなじませます。その際に手の平についたBBクリームは、あごの裏、首の下まで広げます。
小田切さん「美しさとは、その人の骨格を引き出すこと。光と影のコントラストをどう出すかでパーソナリティが出ます。ホワイトベージュを重ねることで、お顔に立体感が出ます」
- 小鼻の周りに『デュアルカバーコンシーラー ライトベージュ』をのせます。
5)『リップ&アイカラーリングスティック スモーキーレッド』を唇にON。タッチが強いとギュッと付いてしまうので、さすりながらニュアンスを出すように塗ります。
6)『リップ&アイカラーリングスティック スモーキーレッド』を指先にのせ、目尻から1/3くらいにつけます。
7)『デュアル3Dマーカー ダークブラウン』で、目尻1/3にアイラインを引きます。
<HAIR STYLE>
齋藤さん「シースルーマッシュには、かたすぎるワックスは使いません。今回は、『gatsby THE DESIGNER モードワックス』、『gatsby THE DESIGNER エアロアップワックス』を使います。テクスチャーが柔らかいので時間が経っても崩れにくいし、動きが出ます。前髪は、オイルがついた自然な動きを出すためにワックスをつけません」
「『デュアルカバーコンシーラー』を、根元に使います。前髪にオイルを使うとベタっとしやすいですが、根元にパウダーを付けることでオイルから守ってくれます。「ヘアの持ちをよくしたい」「潰れさせたくない」パーツに付けたら、色が残らないようになじませて」
小さい毛束を取りながら、ストレートアイロンで丸みを出していきます。
コームに「ケア&ベースオイル」を直接塗布し、前髪の内側からとかしていくのがポイント。
こうして、トレンドの「シースルーマッシュ」と、自然な血色感で好感度抜群の「韓国風ニュアンスメイク」が完成!
齋藤さん「見られ方も変わりますし、見ていても楽しいですよね?今後、『僕、メンズビューティをやるよ』という人が増えて、否定がない世界になると、自己表現ができてより美しい社会に繋がるのではないかと思います」
小田切さん「メンズビューティにもふり幅があると思います。是非、自分とは“感覚が近くない人”に、提案してあげてください。ビューティの入り口を目覚めさせてあげることが、今後の日本を明るくすると思います」と、メッセージ。
トレンドのヘア&メイクのトレンドと技術が満載で、在校生にとって得るものの多い時間となりました。
本当にありがとうございました。