有楽町・阪急メンズ東京にて、在校生ブランド「COCOTONO」&「NAHO OKUZAKI」など5ブランドがPOP UP STOREをオープン!【バンタンデザイン研究所】
有楽町・阪急メンズ東京にて、
在校生ブランドPOP UP STOREをオープン‼
有楽町・阪急メンズ東京にて、2022年4月6日~12日の期間中、バンタンデザイン研究所在校生&卒業生5ブランドが出店しました。
在校生による「COCOTONO」(@@cocotononocoto)は、Asia Fashion Collection 9th(以下、AFC 9th)で
日本代表ブランドに選出され、ニューヨーク・ファッション・ウィークでランウェイデビューを果たしたブランド。
「NAHO OKUZAKI」(@naho_okuzaki)も、AFC 9thにエントリーし、高い評価を得ました。
他に、卒業生が手掛ける
「JIAN YE」(@jianye.official)、
「YONLOKUSAN」(@yonloksan)、
「kenichi.」(@kenichi._official)」も出店。
今回は、阪急メンズ東京6Fにて、接客を行っていた在校生2名にインタビュー。
<「COCOTONO」デザイナー 深澤思乃さん>
――― ブランドのコンセプトは?
「既に多くの人が知っているアイテムや柄に、思わずフフッと笑ってしまうような違和感やおかしさをプラスしたデザインが特徴です」
ラックには、2022年AWのコレクションが並びます。
まるで、柄が溶けたような「溶けチェックジャケット」(88000円・税別)や、
千鳥足のおじさんがフラフラした様子をテキスタイル化した「千鳥足おじさん格子」(中央/90000円・税別)など、
なじみのある風景にしれっと紛れ込んでいるLOL(Laughing Of Little)が印象的。
――― 出店してみて、手応えは?
「さまざまなブランドが出ているので、思った以上にしっかりとアピールしないと埋もれてしまうと感じました
。百貨店への出店にあたって、どのような準備をすればいいのか、ボンヤリしたイメージでした。
実際にポップアップを行ってみて、数あるファッションブランドの中で、新しいお客さまにアピールするという課題が明確になったと思います。
私が入店している時間帯は直接お伝えきますが、入店していない時間帯に、いかにデザインの『面白み』を伝えられるかがポイントだと感じます」
――― 先日、両国・国技館で行われた、バンタンデザイン研究所入学式でもファッションショーを行いましたね。
「ファッションショーを行えて、新鮮でした!ショーをしようと思っても気軽にできる場所ではないので、良い経験になったと思います。
4月6日に開催だったので、ショーを終えてすぐに阪急メンズ東京に搬入……と、バタバタでした」
――― バンタンデザイン研究所を卒業後、特別進級クラス「X-SEED」へ進学した理由は?
深澤さん「『keinchi.』さんなど、卒業生ブランドは手に取りやすい価格とデザインを両立していて、すごいと思います。
ブランドとしてアイテムの見せ方も慣れているし、場数を踏んでいるのが伝わってきます。なので、よりブランドとしての基礎力をつけたいと思い、進学を決めました」
――― 今後、「COCOTONO」をどのように展開していきたい?
「ブランドを育てていきたいです。また、スタイリストさんからのリースにも対応していきます。
X-SEEDと並行して、コレクションブランドのインターンとしても働くつもりです。理由として、1年のワークフローを知りたいです。
コレクションを、デザインから制作までどのようなサイクルで行っているのかを知り、自分のブランドに還元にしたいです」
<「NAHO OKUZAKI」デザイナー奥﨑 南帆さん>
――― ブランドコンセプトは?
「私がメンズ服を作りたいと思ったキッカケは、高校生のとき彼と服をシェアしていたことから始まります。
彼にとってはジャストサイズでも、私が着るとオーバーサイズで、布の溜まり具合やシルエットが心地よく感じました。
その感覚を、男性にも共有したいと思い、立ち上げたブランドです。男性が来て、綺麗に見えるシルエット、男の人がより良く見えるデザインを追求したいです」
――― 今回の出店で、糧になったことは?
「フリーのお客さまが、ファンになってくださったこと。本イベントの告知期間中に興味を持ってくださったポールダンサーさんが、来店してくださいました。『
Flower Pullover Knit』(27800円・税別)を気に入って、購入してくれました」
――― 反省点や、今後への課題として感じたことは?
「優しい雰囲気を打ち出しているので、ジェンダーレスなブランドととらえられることが多いこと。
女性のお客さまに購入していただけるのはもちろん有難いですが、もっとメンズウェアとして打ち出し、男性のお客さまにアイテムを届けたいです」
――― X-SEEDの2年次に進級されると聞きました。在学中にどのようなことを学びたい?
「未だまだ学ぶ要素が多いと思います。『メンズウェアなのに、女性デザイナー?』といった偏見を持つ人もいるかもしれないけれど、
それを裏切るようなデザインと、着心地の良さを追求していく予定です。
実は、3月にもX-SEED在校生だけの展示会を行いました。その際のお客さまの比率は、男性6割、女性4割。
女友だちが多いということも影響しているのかもしれませんが……、服作りと同時に、男性の比率を増やしていくブランディングにも注力していきます」
――― 今後の目標について教えてください。
「ニューヨーク・ファッション・ウィークに出たいですね。AFCの審査では、ある審査員から『NAHO OKUZAKIはリアルクローズだから、
ファッションショーに出なくてもいいのでは?』という意見をもらいました。着実に、ブランドの世界観を築いていく道もあるのかもしれませんが、
ブランドをもっともっと成長させていきたいですし、今後も攻めの姿勢で展開したいと思います」と抱負を語りました。
卒業生ブランドと双璧をなすほど、2つのブランドは存在感を放っていました!
また、1階の「エントランスメディア」では、在校生がプロデュースする2ブランドに加えて、「FEYTUN」(鯉沼 実佳子)
「BRILLANT」(宇賀神 翔哉)、「BOWEN ZHANG」(中村 博文)のランウェイムービーが映し出されました。
阪急メンズ東京に出店させていただくことで、ブランドへの信頼感、販売実績などに繋がったはず。
この経験で得られたことを、ぜひ今後に活かしていってください!
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