ラフォーレ原宿POP UPへの出展権をかけて学内審査を実施。FP基礎科&本科生が業界のプロフェッショナルにプレゼン!【バンタンデザイン研究所】
ラフォーレ原宿への出展をかけた学内審査会!
POP UPストア出展を勝ち取ったのは・・・?
バンタンデザイン研究所は、2022年2月18日から22日までの期間限定で、ラフォーレ原宿にてPOP UPストアをオープンします。
ラフォーレ原宿への出展をかけた、学内審査が行われました。
エントリーしたのは、ファッションプロデュース学科の基礎科(1年)生、本科(2年)生が手掛ける全33ブランド。
審査を務めるのは、
中川講師、RAINBOW SHAKE 山田雅之様、FP卒業生・松本様。
また、ラフォーレ原宿・中谷様など計3つの審査員チームが、メンバーのブースを巡回していきます。
中には、「Candy Stripper」デザイナー板橋よしえ様の姿もありました!
注目のブランドと、在校生デザイナーのプレゼンテーションをレポートします。
<loile(ロワル):村井さん>
「loile(ロワル)は、『自分のペースで描く』をコンセプトにしたブランドです。
21歳から26歳をターゲットにしています。価格は、アウターが4~7万円、シャツが1~3万円、パンツは2~4万円を想定しています。
今季は“comfortable”をテーマにアイテムを展開しています」と、話すのはデザイナー村井さん。
また、コレクションブランドでパタンナーとして経験を積んだ金子俊平氏を迎え、シルエットにこだわったジェンダーレスなアイテムを展開。
「Side seam long pantsはセルビッチ(※1)を外に出し、オレンジの糸でストライプ仕様しています。
メンズ兼レディースの光沢感のあるセットアップは、ウェブで2名の方にご購入いただきました。
今は原価35%ですが、今後30%に下げていきたいと考えています」
デザイナー村井さんは「未だ、自分のフォロワーにしかブランドが伝わっていない状況です。
なので出展は大きなチャンス。服が好きな方が来てくださる場所に置いていただくことで、
]これまでブランドに関わりがない人とも接点を持つことができますし、知っていただく機会になると思います」と力を込めます。
<Destiney Key(デスティニーキー):浜口さん>
「コンセプトは『優しく甘いロマンチックなスタイルの中に、上品なクラシック要素をプラスした、着るだけで自信が持てる服。
Destiney Keyはそんな運命の服に出会えるあなたのカギです。』
ターゲットは、毎日を輝かせたい全ての人です。
シーズンテーマは『candle to emotion』とし、
蝋燭の揺れ、透明感、変形などをデザインに落とし込み、どんな感情にも寄り添うアイテムを提案します」
POP UPの実績も豊富で、これまでに渋谷PARCO、池袋西武、新宿伊勢丹などに出展。
「POP UPとECを合わせて、これまでに50万円以上を売り上げています。
出展では、いつもは会えないお客さまと実際に会ってコミュニケーションを取ることができるのが、いちばんのやり甲斐です」と話します。
RAINBOW SHAKE 山田様に「素晴らしい世界観だと思います。今の悩みはありますか?」と聞かれて……
デザイナー浜口さん「リメイクで商品を展開しています。
量産が難しいのですが、いずれは工場で生産したいとう想いがあります」と話します。
<DIR(ディル):佐藤さん>
付け襟、マスクチェーン、チョーカー、ブレスレット、ネックレスと3wayに使えるアクセサリーを展開する「DIR(ディル)」。
デザイナー佐藤さん「DIRのコンセプトは、落ち着いたカラフルで気分を上げるアイテム。
missionは『あなたの一日を素敵な一日に』です。つけ襟は、どれもリバーシブルで楽しめるデザインです。
昨年度、渋谷PARCOに出展した際の総売り上げは5万円で、商品原価率はすべて30%で設定しています」。
ECサイトも運営している中、あえてリアルなPOP UPへの参加にこだわる理由は……
「前回出展したとき、見ず知らずの高校生がわざわざ足を運んでくれました。
とても嬉しいですし、新しいお客さまに出会える場でもあります」とコメント。
<LITTLEMAINANA(リトルマイナナ):水島さん>
数々のPOP UPに参加し、知名度とファンを着実に育ててきた「LITTLEMAINANA」。
雑誌、MVなどの掲載も増え、2022年にはWALL大阪店にてPOP UPを行いました。
デザイナー水島さん「今回はラフォーレ原宿限定のカプセルコレクションです。
『Draw with a needle』針で描く、をコンセプトにしています。
1点1点に温かみがあり、風合いが違う表情を持ったアイテムを展開しています。
アップサイクルの観点からUSEDのボディを使用し、一点物と手作業でさらに価値を高めています」と説明します。
今季テーマは「RETRO REST」とし、駄菓子を着想源に、ポップなアイテムを提案。
RAINBOW SHAKE 山田様は
「成長しましたね~!あえてコメントするなら、立ち落としのルックが見てみたいです」と期待を寄せます。
<the SAME face:牧野さん>
昨年末は「Calme」というブランドで出展を果たした、デザイナー牧野さん。
「前回は、ノンストレスをコンセプトにしたブランドで、タグにアロマをつけた洋服を販売しました。
6着作り、計3着が売れ4万5千円の売り上げとなりました。
今回はCalmeではなく、新ブランド『the SAME face』でのぞみます。
人はそれぞれ違う顔を持っているけれど、アイデアを閃いた瞬間は同じ顔をする、がテーマです。
ベートーヴェン、アインシュタイン、バッハなど偉人6人の閃き顔をイラストレーション化し、ロンTにプリントアウトしています。
タグには、小さな袋がついていて偉人のステッカーとショップカードが入っています」と、説明します。
<Liberty bag:村松さん>
「今回、私が製作したのはリバティバッグです。
PVC素材を使ったクリアなバッグで、ポストカード、ステッカー、缶バッジなどを入れて、自由に見せる収納が楽しめます。
ベルトはナイロン製で頑丈なため、長く使っていただけます」と、魅力を伝えます。
「原価はひとつ1400円で、材料は一般的なバラエティショップで購入できます。
上代価格は4620円で、原価率は30%となっています」と説明。
審査員からも、「売れそうですね!」と好意的なコメントが寄せられました。
他にも、注目ブランドが揃います。
透け感あるシアーアアイテムに特化したブランド「SHEER BABEL」は、
10代から20代の女性がターゲットで、「貴方の人生の主人公は貴方」がコンセプト。
「mixjelly」は、フレンチガーリー好きな高校生、大学生向けのブランドで、コンセプトは「あどけない女の子らしさに男の子目線をプラス」。
インフルエンサーなどの唇をアイテムにプリントする、という斬新な発想の「Longing Lip」。
憧れの人のリップ柄が形に残り、ファッションとしても楽しめるという点は審査員からも高い評価を得ていました。
自信に満ち溢れたスタイルを身に着けるためのソース(源)を見つけられるブランド「SAUCE WORLD」は、
春先まで着られるスウェットとロンTをメインに展開。
厳正なる学内審査を経て、POP UP出展を勝ち取ったのは……?
ぜひ、2022年2月18日から22日、ラフォーレ原宿に足を運んでいただき、
選りすぐりブランドとの出会いを楽しんでいただけたら幸いです。
※1セルビッチ……生地の左右両端がほつれないようにつけられた耳の部分