【産学協同プロジェクト】ヘアメイク本科生が、オーガニックメイクブランド「ナチュラグラッセ」に21SS新製品を使ったヘアメイクを提案。シューティング現場をレポート!【バンタンデザイン研究所】
2020年は、メイクに対する概念がガラリと変わる1年でした。多くのブランドが苦戦を強いられる中、好調に推移したブランドがあります。
それは……オーガニックメイクブランド「ナチュラグラッセ」。
産学協同プロジェクトで、学生たちが人気メイクブランドにヘアメイク作品を提案させていただくことになりました!
【ナチュラグラッセとは?】
2008年に誕生したオーガニックメイクブランド。100%天然由来原料にこだわり、肌にやさしい化粧品を提案。
製品には、石油系界面活性剤、鉱物油、タール系色素、合成香料、パラベン、シリコン、紫外線吸収剤は使っていません。
「素の自分にあるものを上手に活かし、自分本来の美しさを引き出す」というコンセプトのもと、肌に負担をかけない処方でありながら、
つけ心地や発色にこだわったスキンケア仕立てのメイクアップを展開しています。
【産学協同プロジェクト概要】
学生たちは、2021年新製品を使ったヘアメイク作品を提案します。
作品には「ブライトタッチリキッド」(部分用ファンデーション&目もと美容液)(7mL・2,400円)と、
21SS限定カラーのアイパレット「EX01:サンセットマゼンタ(アイボリー系ハイライト)/オレンジ/ラズベリー」、
「EX02:サンセットゴールド(ベージュ系ハイライト)/ゴールド(パール)/レッドブラウン(マット)」(各3,600円)を使用します。
コンテストのテーマは「illuminative」、キャッチコピーに「目元も魅力を引き出すことにより自信がつき心身ともに明るくポジティブな自分に。」
を掲げています。学生たちがフォトコンテストに向けたシューティングにのぞみます!それでは作品をチェックしていきましょう。
<マスヤマユイナさん:「光り輝く女性」>
「ナチュラグラッセの広告をイメージして、その人の素の美しさを引き立たせる仕上がりを目指しました。特にこだわったのは肌の質感。
マットに見せないよう、保湿とハイライトに注力しています」
新商品について&プロジェクトの感想は……
「アイシャドウはどれも良かったです!ラメが可愛く、光の強さに応じて発色する印象。産学協同プロジェクトなので、通常授業の撮影よりも
気が引き締まりました。より力を入れて取り組めたと思います」と語ります。
<クラモトチエリさん;「ひとつだけ」>
「情報過多の社会ですが、自分にとって重要なことは『ひとつだけ』。自分の中のそのひとつを忘れないことが大事だと思います。自分の好きな
可愛い世界を表現するために、リボンを集め、アイシャドウの色を数種類使って表現しました」
新商品&プロジェクトの感想は……
「アイシャドウ『EX01』が特に好きでした。粉が飛びにくく、使いやすい色ばかり。これまでの撮影では、自分の好きなものを作っていましたが、
クライアントのことを第一に考え、『どう表現したら売れるのか?』という視点を持って作品を作りました。初めてなので大変でしたが、
やり甲斐を感じました」
<シノハラエマさん:「ラナンキュラス」>
「ラナンキュラスの花言葉『華やかな魅力』に合わせて目元を仕上げています。テーマやコンセプトを忠実に表現したかったので、モデルさんの輪郭
にそって花をあしらい、世界観を表現しました」
商品&プロジェクトの感想は……
「アイシャドウは、EX01・02の2種類を使っています。発色が良く、粉も飛びにくいのが良かったです。私たちの世代にも人気が出そうな色味だと
思います。」
シタテモエさん:『麗か』
「やわらかく、暖かいイメージの『春の太陽』からインスピレーションを得ています。肌の質感と目元の色合いに、特にこだわりました」
新商品&プロジェクトの感想は……
「アイメイクでは01、02、EX01、EX02すべてのアイシャドウを使っています。細かいラメが可愛いと思いました。これまでは自分のイメージを作品に
していましたが、今回はクライアントのことを考えて撮影したので、とてもいい経験になりました」
<サトウシオリさん;「MOON」>
「コンセプトは、『月の明るさに照らされて、自身の心と体を照らすように』です。特にアイメイクにこだわりました。新商品EX01、EX02を使って、黄色とオレンジのグラデーションを作りました」
新商品&プロジェクトの感想は……
「アイシャドウは使いやすく発色が良かったです。クライアントがいることで、自分がプロとして仕事をしている気になり、刺激を受けました。ブランドイメージに合わせて作品を作ることは難しかったですが、撮影時は講師のアドバイスをいただき、納得のいく作品が撮影できました」と自信をのぞかせます。
そして監修した講師にもインタビューしました。
―――――― 企業様と取り組む「産学協同プロジェクト」ならではの難しさは?
メイク担当・nagisa講師「ブランドが持つ個性を消してはいけないので、クライアントの意向をくみ取りながら、指定されたコスメを使って表現すること。工夫が必要なので、一定の難しさはあると思います」
ヘア担当・KUJIRA講師「どんな状況においても、モノを作ることのベースは変わりません。広いテーマが得意な子もいれば、狭いテーマを得意とする
学生もいて、個々のモチベーションも違う。得手不得手に関わらず安定してモノ作りに取り組めるといいですね」
―――――― 作品への評価は?
nagisa講師「学生たちのメイクは総じて上手でした。今後、写真の構図までディレクションできるようになるとなおよいですね。構図まで考えられると、
ヘアメイクとしての提案力が上がり、作品にプラスαの価値が生まれます」
KUJIRA講師「メイクが好きな学生が多く、意欲的に取り組んでいました。ヘアでも、もっともっと自由に遊んで欲しいですね。作品に対する
『可能性』を引き続き伸ばしていって欲しい」と期待を寄せました。
第2次審査は、ナチュラグラッセHPにてコンテンツページを開設。上位3位までを決定する予定です。
ぜひ、下記URLから作品をご覧になって、「ブランドイメージを表現できている!」と思ったメイクに投票してくださいね!
https://www.naturaglace.jp/user_data/2021photocontest_vantan