Asia Fashion Collection 8thグランプリ受賞者が決定!ニューヨーク・ファッション・ウィークにてランウェイデビューを果たす日本代表3ブランドは?~ファッションショー~【バンタンデザイン研究所】
2020年10月15日(木)、渋谷ヒカリエにて
Asia Fashion Collection 8th(アジアファッションコレクション以下AFC)ランウェイ審査が開催されました。
前回に引き続き、審査の様子をレポートします!
<審査員は、ファッション業界のプロフェッショナルたち>
AFC 8th審査員として、6名の方々をお招きしました。
株式会社ビームス 第1事業本部 BEAMS 1部 ウィメンズ課 統括ディレクター久保田 雅也様、
株式会社 三越伊勢丹 伊勢丹新宿店 MD 統括部 クロスMD 営業部マーチャンダイザー 関根 千紘様、
株式会社 TOKYO BASE STUDIOUS BRAND DIRECTOR/BUYER中根 大樹様、
株式会社WACK 代表取締役/NEGLECT ADULT PATiENTS クリエイティブディレクター渡辺 淳之介様、
株式会社レコオーランド FASHIONSNAP.COM 編集委員/ディレクター芳之内 史也様、
そして審査員長・WWD JAPAN.com 編集長村上要様です。
業界を牽引するプロフェッショナル、プレスなど大勢のゲストが見守る中、いよいよショーがスタート。
<AFC 8th SHOW REPORT>
kaoism(e)(カオイズム)/冨山 華緒さん/バンタンデザイン研究所 東京校/instagram@kaoism_e
クラシックに合わせて登場した「スーパーに行く時のドレス」。
近所に出かける時もドレスアップして華やかさを、というコンセプトで仕立てられた「ご近所ドレス」コレクションです。
事務員がつけている「腕抜き」から着想を得た「ポストに手紙を投函する時のドレス」、
パンを抱えたモデルさんが着こなす「フランスパンを買いに行く時のドレス」、
またハーゲンダッツのパッケージから発想した「ハーゲンダッツを買いに行く時のトレンチコート」など、日常生活を彩るドレスが一同に。
疾走感ある無機質な選曲で、会場の雰囲気をガラリと変えたのは……
im(イム)/田中 もえさん/バンタンデザイン研究所 東京校/instagram @im.2861
ブリーチしたデニム、濃いデニム、薄いデニムを自由に掛け合わせたコレクションを発表。
様々なスキンカラーを想起させるボトムスに思わず目を奪われます。
「性別や人種による差別がなくなることを願い、自由で情のある人物像」を提案しました。
韓国代表ブランド「continued_studio」。
オーバーサイズで「道着」のようなアイテム、流行のバケットハットをアレンジしたものなど今の気分を反映したコレクションに。
HLNbyHarunoTamura Haruno Tamura(エイチエルエヌバイハルノタムラ)田村 春乃さん/大阪文化服装学院/instagram @hln_official_
BGMにはクラシカルな「カノン」をセレクト。
シーズンテーマ『OFFCIAL(オフシャル)』。は、オフィシャルな場でも自分らしく、という想いを込めた造語。
オフである「パジャマ」にオフィシャルな「ウエディング」、さらに「グラフィティ」をミックス。
モデルがランウェイを闊歩するたびに、風を受けてなびくシルエットが印象的です。
パジャマのような心地よさと、ウエディングのような優雅さを合わせ持った新しい装いを提案。
HARUKI SHIMAMURA(ハルキ シマムラ)島村 明樹さん/me/instagram @harukishimamura
今シーズンの着想源は「デザイナー自身が共感する男性らしさ」。
「様々な感情が流動的に共存する」男性に向けて、多様なスタイルを提案するコレクション達が披露されました。
ファーストルックは、フェミニンさも感じさせるプリーツパンツ。
前空きで実用的なロングワンピース、瓶ビールが入るサイズのポケットをあしらったグリーンコートなど、
繊細さ、マスキュリニティ、実用性が共存するコレクションを披露。
yuumI ueda(ユウミ ウエダ)上田 優実さん/大阪文化服装学院/instagram @yuumiueda
yuumi uedaのメッセージは、「No substitute for me(私の代わりは存在しない)」。
力強い女性たちに捧げるコレクションが披露されました。
パワーショルダーやタイトなワイドパンツなど、まとうことで自分らしさを感じられるリアルクローズに。
YONLOKSAN(ヨンロクサン)新國 あおいさん/バンタンデザイン研究所 大阪校/instagram @yonloksan
コンセプトは『PLUS WIT ウィットに富んだ、少し楽しいものを』。
大地と空の交わりを表したジャケットをファーストルックに、ベージュのINTERSECTIONジャケットはセットアップで提案。
ディテールに遊びを感じさせるデザインが満載でした。
台湾代表ブランドSyzygy(スィズィジィ)。
「多様な可能性のある一枚の服」をテーマに、「サステナビリティ、可変性、相互性」にこだわった最新コレクションを披露。
疾走感のあるEDMにのせてショーを行った、
BASICAL DIAMENTS COLOUR(ベーシカルダイアメントカラー)小口 大輔さん/東京モード学園[卒業]
モノトーンをベースにグラフィックを配したデザインが特徴。
ブランドを「プロジェクト」ととらえ、既存のアプローチに捉われない発想で服作りを行いました。
mika sasaki(ミカ ササキ) 佐々木 ミカさん/大阪文化服装学院/instagram @mika_sasaki_
「自然からインスピレーションを受けた、オリジナルマテリアルを使用したデザインを提案」したmika sasaki。
anode基板を服に埋め込み、英字のメッセージを発信した先進的な手法を取り入れたコレクションに、来場者も目を奪われました。
すべてのランウェイを終えて、次回はいよいよ、審査結果の様子をレポートします!