20.10.23 23.03.24 更新

[産学協同プロジェクト]注目のエレクトロバンド・gato最新アー写&『miss u』MVスタイリングをスタイリスト科生が担当!最終プレゼンテーションをレポート【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校

スタイリスト科の学生が、注目を集めるエレクトロバンドgatoの最新アー写及び『miss u』MVでの

スタイリングを提案させていただくことになりました!

(撮影の様子は、こちらからご覧ください→https://www.vantan.com/topics/blog/detail/4245.php

撮影されたイメージビジュアルは、オフィシャルYouTube、SNS、プレスリリースなど幅広い媒体で発信される予定。

今回は、スタイリングに込められたテーマ&コンセプトを監修した講師たちにプレゼンテーションします。

審査員は、スタイリスト菅原講師&フォトグラファー・阿部講師をお招きしました。

 

<Aチーム>

学生「よろしくお願い致します。

今回、Aチームはテーマを『UNCOOL』、コンセプトを『ダサ格好いいOLD STYLE』にしました。

カラフルでありながらも、ポップになりすぎない80年代スタイルに仕上げています。」

学生「撮影では、gatoさんが実際のライブで使用している映像をお借りし、背景に投影しています。

映像を使って撮影することで、非日常感を演出しています。」

 

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菅原講師「プレゼンではgatoさんのファッション性や音楽性にひとつも触れていないですよね?

もしも、この場にアーティストご本人がいらしていたら、

『自分たちのことを正しく理解されていない』と感じられると思います。

『非日常感』というワードも、キーワードとして大きすぎます。この映画の主人公の……というくらい、具体的に、明確にした方が伝わります。」

 

阿部講師「『非日常感』とのことですが、果たして彼らにとって映像を映すことは非日常なのでしょうか?

彼らにとっては、むしろ日常なのではないかなと。そのあたりをもう一度考えてみてほしいですね。」とフィードバックします。

 

<Dチーム>

学生「スタイリングのテーマは、『まだ夢見心地な朝』。gatoさんの曲『AME』の歌詞から主人公の世界を想像して作っています。

ライティングは、冬の朝のような澄んだ空気感をイメージしています。メンバーの立ち方に余白を持たせることで『静寂さ』を表現しています。」

 

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学生「ライブ衣装ではモノトーンをよく着て柄モノは着ないということだったので、メンバーの趣味に合うようなスタイリングを組みました。

ageさんには、レイヤードをきかせたセットアップを、takahiroさんはストリートなイメージがあったので、ダイダイのトップスを選びました。

hirokiさんには落ち着いてフォーマルなものが似合うと思ったので、オーバーサイズのニットベストを選びました。

Kaiさんにはゆるっとしたパンツをハイウエストで履かせています。

Sadakataさんはオーバーサイズジャケットに、少し女性らしさを出すためタートルネックを合わせています」

と、それぞれのスタイリングポイントに言及するも……

 

菅原講師「彼らが大事にしているものを理解するのと、メンバーの好みのものを着せるのはまったく別のことです。

あとは、『hirokiさんには落ち着いてフォーマルなものが似合うと思った』というのも、単なる主観。

主観だけが根拠だと、相手に、『フォーマルじゃないです』と言われたときに、スタイリングを組んだ説明ができないです。

その人の良さを明確に伝えられるように意識してください。」と助言します。

 

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阿部講師も「どのグループにも言えることだけれど、テーマの説明が大きすぎます。

冬の朝も人それぞれ捉え方が違うので、具体的にどの場所の何時の朝、と説明してくれたほうが分かりやすいです。

伝えたいことを整理することが大事です。」

 

<Eチーム>

学生「テーマは『trend leader』です。ファッションアイコンとして流行を生み出していく、新しい個性のある人たちをイメージしました。

『ファッションアイコンとしてありたい』というgatoさんの思いからテーマとコンセプトを考えています。」

学生「どのコーデも、黒をベースにしています。

ageさんは、重厚感のあるスタイル、hirokiさんはトーンの違う青を重ねてミステリアスな雰囲気を出しました。

sadakataさんは肌の露出を避けて、異素材を組み合わせています。

takahiroさんは、がっしりした体格なのでオーバーサイズのアイテムを選んでいます。

kaiさんは全体のバランスを見てスタイリングしています。」と、丁寧に説明します。

 

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菅原講師「いい機会なので、ファッションアイコンを分析してみて。

アーティストごとにルーツがあるし、ファッションには時代背景がある。

例えばビリー・アイリッシュは、オーバーサイズな服を着ているからアイコンな訳ではないよね?

彼女の思想に基づいてあの服を着ている。そこが大事です!

あとは、見る人の気分も反映されているよね。人って、どんなものに惹かれますか?身近にあるもので、参考になるものはたくさんあります。

今の時代や空気感を理解することが大事です。」とメッセージを送りました。

 

さらに……

「雑誌や映画やYouTubeを見て、研究してほしいです。

クライアントさんに言われたことをそのままやるのではなく、自分の知らないジャンルでもどんどんチャレンジしてほしい。

でないと僕たちスタイリストは、アーティストが好きなものをただ集めるだけの人になってしまいます。

彼らが大切にしている本質的なものを理解してください。」と力を込めます。

 

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どのチームも、スタイリングもビジュアルも一定のクオリティーに達しているものの、

作品に説得力をもたらす「表現力」には未だ改善の余地がありそう。

学生たちも、講師たちの的確なアドバイスを、一言一句、聞き逃さないようにメモしていました。

在学中から、クライアントさんに自分の言葉でプレゼンできるように、授業でたくさんのフィードバックをもらって研鑽を積んでいって!

 

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gatoさんがセレクトしたチームの作品は、決まり次第レポートしていきます!

 

gato

【PROFILE】

2018 年、突如インディーシーンに現れたエレクトロバンド。post dubstep, future bass, hiphop といった昨今のグローバルトレンドを抑えつつも、日本人の琴線に触れるAsian なサウンドは、現行のインディーシーンにおいて唯一無二の存在。

高い歌唱力、曲を繋いで展開していくDJ ライクなパフォーマンス、映像と楽曲がシンクロするライブには定評があり、クラブシーンやアートギャラリーなど、ライブハウスの枠を超え出演オファーが続出。着々とファンを増やしている。

2019 年末には、無名ながらも恵比寿LIQUID ROOM の年越しイベントにてトリを飾った。現在は、コロナ禍により通常のライブ活動が行えない中、「SYNCHRONICITY 2020 ONLINE FESTIVAL」出演など、活動の場を配信に切り替え精力的に活動を展開中。

 

gato 1st albumBAECUL』】

10月14日リリース (ストリーミング、DL、CD)

GATO-001 / \2,300(+tax)

配信リンク https://FRIENDSHIP.lnk.to/BAECUL

 

(収録曲)

1. G0

2. ame

3. dada

4. babygirl

5. miss u

6. orb -interlude-

7. 9

8. luvsick

9. C U L8er

10. middle

11. males -interlude-

12. throughout

13. natsu

14. the girl

 

Tower Records https://tower.jp/item/5083474/BAECUL

 

<オフィシャルサイト> http://gato-official.com/

<Instagram> @gato_band https://www.instagram.com/gato_band/

<twitter> @gato_official_ https://twitter.com/gato_official_

 

gato 1st Album "BAECUL" Release Party

2020年11月27日 (金) 渋谷WWW

open 18:30 / start 19:30

adv \2,800 / door \3,300 (1D別)

ticket:イープラスhttps://eplus.jp/sf/detail/3329770001-P0030001

※10月13日(火) 10:00〜発売

guest act:No Buses

act : gato

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