スタイリストCHIHIRO講師が指導!WSスタイリスト学科生が提案する「MY STYLE」撮影とは?【バンタンデザイン研究所】
バンタンデザイン研究所では、現場で求められる実践的スキルを身につけるため「撮影実習」というプログラムがあります。
与えられたお題に題してスタイリングを組み、必要なアイテム、モデルをコーディネートし、プロカメラマンに撮影してもらうというもの。
今回指導してくださるのは、スタイリストのCHIHIRO講師です。
「MY STYLE」をテーマにした、WSスタイリスト学科基礎科生(1年生)の初撮影実習をレポート!!
撮影前に、自分のスタイリングコンセプトをカメラマンさんに伝えて撮影スタート。
靴の底には、透明なテープを貼りつけて「底張り」をしておきます。このひと手間は、背景紙が汚れるのを防ぐ大切な作業!
「綺麗!いいよー」と、声をかけながらシャッターを切るカメラマンさん。
「気になる所があったら、直しに入ってね!」と、CHIHIRO講師。
学生は、モニターを見つめながら上がってきた写真をチェック。
しわがよっていないか?見せたい部分は、きちんと見えているか?など、服の見え方を細かくチェックします。
「あと1分30秒です!」とタイムキーパーが声がけします。
スタイリングを手掛けたのは竹島さん。
「紫、ネオンカラーのソックスなど、自分の好きなものをたくさん取り入れたスタイルです。
普段の自分のコーディネートなら、その日の気分で適当にパパッと選べばいいけれど、作品なのでどう組み合わせるかとても迷いました。」
「ポイントはバケットハット。
最初はカチューシャにしようと思っていたんですが、講師の方からのアドバイスでハットに変更したら、バランスが断然良くなりました。
イメージより良い感じに撮影できたと思います!」
<テーマ:intention(意向、意図)>
CHIHIRO講師「うわーカッコいい!いいね!」と高く評価されていたのが、鹿島さんの作品。
ブルーのヘアに、ブルーのリップ、大量の靴を並べてスタイリングを見せる、コンセプチュアルな作品。
鹿島さん「『intention』というテーマにしました。人種差別、ジェンダー差別に対して、屈しない強い意思を表現。
格好よく生きている女性を表現するために、強さを感じさせるモデルさんを選びました。
テイストはモードですが、ジャケットは曲線的なラインのものを選び、フェミニンさも感じられるようにしています。」
無数の靴に囲まれる、という構図は撮影前日におりてきたアイデアだそう!
<テーマ:バブル世代>
ファーコートにフレアスカートを合わせて、バブリーさを表現したスタイリング。
「レザースカートと迷いましたが、シルエットを考えてフレアにしました。スタイリングの色味とメイクの色味をリンクさせています。
アイラインには黒、リップに赤を使ってツヤ感のあるメイクに仕上げています!」
ヘアメイクとの一体感も抜群なスタイリングです!
<テーマ:70‘S 海外の制服>
「可愛い!」と好評だった、こちらの作品。
松本さん「70年代、アメリカなど制服をテーマにしました。チェックのスカートとチェックオーバーシャツを組み合わせたのがポイントです。
外ハネのヘアスタイルやメイクもイメージ通りで、ヘアメイクさんに助けられた部分が大きいです。想像していた以上に可愛く仕上がってとても嬉しい!」
<テーマ:@MSGM20/21AWプレタポルテコレクション会場でのFASHION SNAP>
良田さんの作品は「初めてコレクションを見に行って、スナップされた女性をイメージしています。
彼女はMSGMが大好きで、見に行ったのは20/21AWプレタポルテコレクション。会場で声をかけられてスナップされた、という設定です。」
と、シチュエーションの細かさ、目のつけどころも秀逸!
撮影を見ていた学生たちからも、「すっごく可愛い」「モデルさん綺麗♡」「優勝かもね!」と大絶賛されていました。また撮影中も、
良田さん「憧れのブランドなので、嬉しい!っていう感情を表現してください。最初は、クールな表情でもいいけれど、後半は笑ってもいいです!」
とモデルさんに的確に指示を出していました!
他にも『ヤンキーっぽさをも感じさせる、全身ロリータ』『海外のインスタグラマー』『アジアのリゾート』など、それぞれが好きなスタイルを追求していました。
CHIHIRO講師も「今回の撮影では、最終的な『あがり』だけではなく、自分のイメージを形作るうえでどんな風に動けばいいのか?を考える機会です。
バンタンデザイン研究所の学生たちは、全体的にモチベーションが高く、考えて動ける子が多いので期待しています!」と高評価!
最後は、初撮影を記念し、みんなで集合写真を撮影!
「やりきった!」という表情で、撮影実習を締めくくりました♪