[産学協同プロジェクト] 株式会社東京プロカラーラボ様に広告提案!スタイリスト学科(2年生)×ヘアメイク学部(2年生)セッションワーク授業中間レポート!【バンタンデザイン研究所】
バンタングループでは、企業様の課題をクリエイティブの力で解決する「産学協同授業」を行っています。
プロの現場と同じように創作することで高いスキルを養う授業です。
今回は、学部の枠をこえてチームを組み、作品を作り上げるセッションワーク。
スタイリスト学科(2年生)とヘアメイク学部(2年生)がチームを組み、「ART成人式」をテーマに作品を作り上げます。
ファッションを監修するのは、スタイリスト・長田講師。
長田講師「株式会社東京プロカラーラボ様は、成人式前撮り、写真の現像・プリントを手掛ける会社です。
着物の提供をしていただいたので、学生たちは着物を贅沢に使ってスタイリングを組んでいます。
今日は、チームごとのコンセプトにそって、スタイリングとヘアメイクの最終調整を行っているところです。」
スタジオでシューティングを行い、企業様にプレゼンテーションをする時間も設けられています。
長田講師「上位3チームの作品は、ブラッシュアップを経て、実際に広告として採用される予定です。」
さっそく、各チームの渾身の作品をご紹介します!
<Pチーム>
數藤さん「テーマは『時には起こせよ、ムーブメント』です。黄色と藍色の2着の着物を縫い合わせています。
私はスタイリスト科ですが、ヘアメイク科とのセッションワークは自分では思いつかないようなアイデアが出てくるので勉強になります。」
藤澤さん「ヘアメイクでは、ビーズで編んだマスクを合わせる予定です。今はマスクの型紙も動画で公開されているし、ビーズも流行している。
なので、オリジナルマスクを作ることでメイクにもよりインパクトが出るはず!」と意気込みます。
<Tチーム>
菊地さん「着物の様子に、テーマである『ゴスロリ』要素を足しています。フリルやコルセットを足すだけで、すごくゴスロリっぽくなります。
あとはパニエを履かせてボリューム感も出していきます。」
大澤さん「メイクも着物に合わせて黒をメインに使うつもりです。
リップなども人間離れしたような雰囲気を出したい!」と話しながら、モデルさんにメイクをしていきます。
<Wチーム>
「『買ってもらえる振袖』をテーマに制作しています。着物は成人式で一回だけ着るもの、というイメージが強いですが普段使いできるように試行錯誤しています。」
と藤坂さん。これまでの着物の概念を覆すべく「セットアップ」に仕立てています。
「フルレングスパンツとジャケットなど、別々に着られれば用途が広がるはず。ただ、着物は裁断するのにとても抵抗がありました。
裏地があるし、意外とパターン通りにいかないこともありました。」と、普段使わない生地ならではの苦労もあるそう。
<Qチーム>
テーマは「二次成人式パーティ」。
「普通の成人式に行けなかった人たちが、別の日にパーティをするイメージです。ラフだけれど、オシャレにまとめたい。」
目を引いたのが、ポニーテールに帯締めを編み込んだヘアスタイル。
宮部さんは「ポニーテールをして2ブロックに分けて、その上を着物の帯締めで覆ってみました。
自由に作っていくのが好きなので、このプログラムは自分に合っていると思います。」と話しながらスタイルを思案していました。
<Sチーム>
一般的な成人式では物足りない人をターゲットにした「成人式という名のファッションショー」。
「Instagramで東京ファッションとして取り上げれるような人たちを想定しています。
フォーマルにまとめたくない、ストリートテイストが好きな人たちに刺さるクリエイションを作りたい!」と、片野さん。
長田講師にアドバイスを受けながら、「帯の新しい結び方」を模索していました。
次回は、いよいよモデルさんを入れてのシューティング!
思い描いているコンセプトは、どのようなクリエイティブに昇華するのか?
引き続き、産学協同授業の最新情報をレポートしていきます!