20.07.28 23.03.24 更新

自由にテーマを設定し表現する「アートデザインメイク」授業レポート。NATSUKA講師によるデモンストレーションも実施!【バンタンデザイン研究所】

授業/特別講師/講演会
東京校

ヘアメイク学部(1年生)の学生たちが、リングライトの前で撮影中……!

目を引くカラフルなメイクアップで、思い思いにポーズを決めています。

一体、どんな授業なのでしょうか?

 

0067_85D_5244.jpg

 

NATSUKA講師「今日は『アートデザインメイク』の授業です。

全員1年生なので、メイクについては、基礎的な技術を習い始めたばかりだと思います。

ですが、だからこそ既存の型にとらわれずに、斬新なアイデアを生み出すことができます。

技術は、練習を重ねれば上達しますが、どうしても型にハマったものを作りがち。

今しかできない自由な発想で取り組んでほしいです!」と話します。

学生たちは授業専用のインスタグラムアカウント「My ID BOOK」を開設。

合計6回作品をアップし、「自分の好き」を深堀りしていきます。そしてそれらが自身の【ポートフォリオ】と呼ばれる作品集になります。

 

さっそく、学生の作品をピックアップしてお届けします!

 

太田さんは「鬼の面」をイメージしたメイク。

「日本の民話とかお化けが好きなので、鬼をテーマに選びました。

お面には、筆がかすれている部分があるんですが、メイクの筆で再現するのが難しかったです。」

また、色を均一に出すことが難しかったそうで、課題も見つかった様子!

 

0064_85D_5240.jpg

 

0057_85D_5233.jpg

 

こちらは、二瓶さんの作品。

「テーマは皇帝です。国を治める皇帝として風格がありながらも、多くの人を魅了するようなメイクにしました。」

ポイントは、顔に配したゴールドイエローの模様。またリップには青みがかかった色を選ぶことで、クールな雰囲気に。

 

0004_85D_5157.jpg

 

朝倉さんは「バタフライ」をイメージしたメイクに。

「唇に蝶々の模様を描きました。涼しげにまとめたかったので、全体をブルーで統一しています。」

アイメイクは、ラメラインで華やかさを出すなど随所にまでこだわりが。

 

NATSUKA講師「はい!では一回手を止めてデモンストレーションを始めます。」

 

0010_85D_5170.jpg

 

  • 顔にメイクでデザインをする

「みんな、アートメイクが初めてとは思えないほど上手ですが、細かな部分を直していくとさらに完成度が高くなります。

例えば、面積の広い部分のペイントをする場合。

ブレンディング用ブラシ(#1)を使って、色をのせていきます。この時、筆を鉛筆のように握るのではなく、後ろの部分を持つと力が入りすぎません。

次に、細い綿棒を使ってアウトラインを整えます。綿棒は、一定方向に引き抜くようなイメージで使ってください。」

 

  • シャープなラインを引く

シャープなラインを引きたい時は、迷いなく筆を一気に引いていくことが大事!引いたら、ムラを取っていって。」

 

  • 華やかなメイクに似合う「眉」を描く

「バタフライ」をイメージしたメイクの朝倉さんをモデルさんに招いて、NATSUKA講師が解説していきます。

「すごく華やかなメイクだけど、彼女の場合は、全体的に眉尻が落ちてしまっていて勿体ないですね。眉尻を上げると印象が変わります。」

自前の眉山、眉尻の必要ない部分はコンシーラーなどで消し、

下がり気味だった眉尻のラインを上げるように描くと、動きが華やかに見え蝶のデザインがイキイキします。

また鼻根から鼻筋の影になる部分に、薄くノーズシャドウを入れることで、顔の立体感がアップ!

「どんなデザインメイクも、まずはやってみることが大切。

自分のメイクを客観的に見て振り返ることで、これからの課題が見つかります。」とNATSUKA講師。

 

0026_85D_5193.jpg

 

0045_85D_5217.jpg

 

実際にメイクをして、記録に残して、課題を振り返る!

この繰り返しを継続することで、実際の現場で通用する高いスキルを習得することができますね!

 

#1……アイシャドウをブレンドするときに使うブラシ。

 

0008_85D_5167.jpg

 

0065_85D_5241.jpg

 

0066_85D_5243.jpg

シェアする