美容師&メイク科(2年生)の実技トレーニング!ヘアカラーの技術「ウィービング」&「スライシング」練習をレポート!【バンタンデザイン研究所】
美容師&メイク科(2年生)の授業をレポートします!
こちらのコースは、山野美容専門学校と提携しているため「美容師免許」を取得することが可能。
また、サロンワークに欠かせない実践的スキルを身に付けることができます。
今回、学生たちが習得する技術は「ウィービング」&「スライシング」の技術。
<ウィービングとは?>
髪の毛束を少量ずつ取り、スジ状にカラーリングを行うこと。「メッシュ」という呼ばれ方をされることも。
髪に動きを出したい時に用いられ、全体カラーに比べると使用する薬剤が少ないため、
髪へのダメージが少ないこと、髪の毛が伸びてきても根元が目立ちにくいといったメリットもあります。
<スライシングとは?>
ウィービングが線状に入れるカラーであるのに対して、スライシングは「面」に入れるカラーリング手法。
髪の毛束をスライス状に薄く取り、アルミホイルを使って染めていきます。
教えてくださるのは、大野まゆみ講師です。
「お客さまにカラーをする際は『カラーカルテ』にそってカウンセリングを行います。」
<カラーカルテのチェック事項!>
①髪の毛の状態
□染まりやすい □染まりにくい
②カラーの有無
□したことがある □したことがない
また、カラーをしたことがある場合は、どんなカラー剤を使ったのかもチェック!
③髪の毛の太さは?
□太くて硬い □細くて柔らかい
④ダメージの有無
□あり □なし
⑤希望の色のトーン
⑥使用するカラー剤
これらをあらかじめ把握しておくことが大切!
今回は「マニックパニックカラークリーム」というヘアカラートリートメントを使って、早速ウィービングとスライシングにチャレンジしていきます。
「お客様にやると思うと緊張するな~」と、ハケを使って薬剤を塗布していく学生。
大野講師「そうだよね。今日はカラートリートメントを使うから、多少時間がかかってもいいけれど、
ブリーチ(髪の毛の色を抜くこと)なら、時間もかかるし手早くやらないといけないよ!」とアドバイス。
塗布し終わったら洗い流して、イメージ通り仕上がったのか、理想と違う仕上がりになったのか、ドキドキしながらカラーを見ます。
「すごい!この水色、人魚みたいでめちゃくちゃ可愛い!」
「次はこの色みたいに染めようかな♪」
と、ハシャぐ学生たち。
シャンプーの後は、ブローをしていきます。
ドライヤーは後ろから前へ。ドライヤーを持たない方の手で頭皮を軽く触れながら乾かしていきます。
どのカラーも鮮やかな発色で、ヘアスタイルに動きが出ましたね!
華やかな作品を集めて、記念撮影も!
「みんな丁寧に取り組んでいたと思います。
今回はマネキンに染めていきましたが、次回から人毛でもチャレンジします。
人毛は、塗る時に細心の注意を払わなくてはなりません。
頭皮に付かないように、また束をとるときも痛くないように慎重に進めることが求められます。
仕上がりもマネキンと人毛では大きく異なります。
色ムラができやすかったりするので、人毛でも練習を重ねてスキルを磨いていってほしいですね。」と、大野講師。
明るい色、暗い色を使い分けることで、思い描いたヘアスタイルを作れそう。
今はリーズナブルなカラートリートメントも販売されているので、ぜひ家でも練習してみてくださいね!