[WSファッションプロデュース基礎科]チームごとに「オリジナルショップ」を企画立案。プレゼンテーションをレポート!【バンタンデザイン研究所】
今やネットショップは簡単に作成できる時代。
だからこそ、求められるのはそのショップにしかない独自性やコンセプトです。
第3タームの節目にWSファッションプロデュース基礎科生たちが取り組んだのは「オリジナルショップ」の提案。
中川拓講師、加藤信之講師を審査員に迎え、緊張のプレゼンテーションの様子をレポートします。
Aチーム「OKAWARI LAND」
石川さん「私たちの提案するブランドは『OKAWARI LAND』です。次、おかわり!と言うようにお客様にリピートされたい、
そして、OKAWARIには『変わっている』という意味を込めています。
LANDには千葉県のテーマパークのように、大人から子どもまで愛されるようになりたいという想いを込めました。」
清水さん「ターゲットは、週末の公園で息子の自転車の練習を見守る20代後半から30代前半の親子です。
息子が自転車に乗れたときは、美味しいご飯をお腹いっぱい食べるような仲良しな家族です。」
キッズ向けブランドキャラクター「はらへりだぞう」も作成。
ブランドアカウントも制作し「はらへりだそう」の似顔絵募集企画を行います。
中川講師「少ない日数で作ったとは思えないほど完成度が高い。もったいないのはプロモーション戦略が断片的。
年間を通してできるPRもあるといいですね。」とフィードバック。
「驚きました。ストーリーもアイデアも良くできている。」と、加藤講師も評価。
Bチーム「Rep」
中村さん「私たちのブランドは、RepeatとRepresentの頭文字を取った『Rep』というユニセックスブランドです。
10代をターゲットに、モードかつストリートを取り入れたデザインを提供します。」
板橋さん「オリジナルシルエットで個性がありつつも、今の時代に求められているスタイルを提供します。二次元コードもデザインとして取り入れていきます。」
プレゼン後半は、価格帯、PR戦略、起用するモデル、古着deワクチン、フレックスタイム制度、誕生日休暇など社員の福利厚生面にも言及すると……
「不要な部分が多い。優先順位をつけて発表したほうがより伝わったのではないか」と加藤講師。
Cチーム「ice click」
稲嶺さん「ブランド名は『ice click』です。アイスはダイヤモンド、クリックは銃という意味があります。」
ターゲットは、H&Mでバイトするパリピな女の子。
やんちゃな女の子が更に自分に自信を持てるようなストリートスタイルを提案。Tシャツは5500円前後をイメージ。
須貝さん「数年かけてアイテムを手にいれてもらうイメージです。今後ボトムやコスメも展開していきます。」
PRではターゲット層に人気のモデルを起用。モデル考案デザインも販売し、
顧客にはアイスクリックの展示パーティに参加できる権利も!また店舗に時々出没する「レアスタッフ」とは値段交渉できるという遊び心もユニーク。
中川講師「スッキリした情報量で分かりやすい!」
加藤講師「いい企画。商品企画がもっとぶっ飛んでいたらなお良かった。」と高評価。
Dチーム「konoko」
小林さん「親が、自分の子どもについて話すとき『konokoは……』で始まるように、
私たちの洋服、雑貨を身につけながら『このこは』と話してもらいたい。」
ターゲットは、20-40代の男女。雑誌の1週間着回しコーデを参考にする人、定番を好む人、普段の服がマンネリになりがちな人を想定。
小林さん「konokoは、実店舗を持ちません。価格帯はTシャツで3000円〜のイメージです。
カスタムできるアイテムも取り揃えます。社会貢献の一環として売れ残ったアイテムを児童養護施設に寄付します。
さらに今後はブランドイメージである温かさや繋がりを意識して海外進出、フェアトレードで輸入したコットンで服を作ることも視野に入れています。」
加藤講師「最初の導入はすごく良かった!でも、子育て世代とフェアトレードは本当にリンクするのかな?
子ども服の平均単価は、ネットで1300円。もっと子育て世代を深くリサーチして。」
中川講師「富裕層をターゲットにするのもアリですが、子ども服としてはとかなり高い印象です。」と述べ、
顧客への理解を深めるように促しました。
Eチーム「WILD CHILD」
田中さん「WILD CHILDは、はしゃいでいる子どものように色使いはポップにして、着回しができるブランドです。」
Tシャツは4000円前後をイメージ。
バークさん「インフルエンサーとコラボし、ポップアップショップ限定アイテムを展開します。
サイズは、XSからXLまでで、メンズでもレディースとしても着られるようにします。」
Aチーム同様、自分たちのブランドアカウントも披露!
加藤講師「どんなブランドになるのかワクワク感があります。でも、もっとやりたいようにやって。
無理矢理型にハマる必要はないよ。」と一定の評価を与えました。
他にも、20-30代後半女性をターゲットにした「PLAYFUL」、「日本では二人に一人が服選びに疲れている」という調査をヒントに、
毎日コーデを組むのが面倒な10代後半から20代をターゲットにしたブランドが発表されました。
プレゼンの得手不得手はあったものの、どれも実在しそうなショップばかり。
プロ講師たちのフィードバックを糧に、在学中からビジネスのセンスにも磨きをかけていってください!