<産学協同プロジェクト>世界屈指のストリートスポーツウェアブランド「adidas Originals」×ファッション学部&デザイン学部!在校生が「MADE FOR YOU」を活用した「パッチデザイン」をプレゼン!【バンタンデザイン研究所】

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バンタンデザイン研究所では、外部企業と連携する「産学協同プロジェクト」を実施しています。在学生のうちから、実践的なプロジェクトに参加することで、「クライアントワーク(企業様からご依頼をいただくお仕事)の流れ」、「求められていることを汲み取る力」、そして学んだスキルで「提案力」などを総合的に身につけます。

今回、お取り組みさせていただくのは、アディダス ジャパン 株式会社様!!!adidasの豊かなスポーツの伝統にインスピレーションを受け、2001年に設立されたストリートスポーツウェアブランドです。

     <1.  課題!「旗艦店「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿」で楽しめるカスタムサービス「MADE FOR YOU」のオフィシャルパッチデザインを提案
旗艦店「アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿」では、店舗で購入したアイテムをカスタマイズできるサービスを提供。「MADE FOR YOU」にて、薄いシート状「パッチデザイン」の中から好きなものを選び、プリントすることができます。

今回のプロジェクトは、「MADE FOR YOU」で提供する「パッチデザイン」にZ世代が考えるフレッシュな作品を取り入れたい!という思いから実現。昨年に同様のプロジェクトが好評だった為、今年で2回目の実施となります。

10月中旬に行われた、「MADE FOR YOU」オフィシャルパッチデザイン案を選考する、プレゼンテーションに密着。

 

    <2. 高等部3年生や、2年制3日デザイン&イラスト専攻1年次がプレゼンに参加!>

メンバーは、各自が考案したデザインをadidas Originals ご担当者様にプレゼン!

高等部3年生から、2年制3日デザイン&イラスト専攻 1年次まで、幅広い学科&専攻が参加しました。

 

どのような意図があるのか?どのようなお客様に届けたいのか?

単に作品をお披露目するだけでなく、デザインの背景を自分の言葉で正確に伝えなくてはなりません。

産学協同プロジェクトに参加することで企業様とリアルなコミュニケーション」をとれることも、大きな糧となります

 

 <3. 2年制週3日デザイン&イラスト専攻1年次Aクラス 斉藤 凛さん「Fascinate」>

「原宿といえば、綿あめやクレープなど、さまざまなスイーツが有名です。カラフルなスイーツモチーフと、スニーカーをコラージュしました」と、プレゼンする斉藤さん。

adidas Originalsご担当者様「スニーカーがアイスに隠れてしまっているので、もう少しスニーカーを見せることもできますか?」

斉藤さん「はい、大丈夫です!」

adidas Originals ご担当者様「スイーツを題材にしているメンバーが、今回とても多かったですが、その中でもトップクラスの完成度でした。キャラクターに『目』がついている意味合いは?」

「原宿・竹下通りに目のついているスイーツがあり、そこから着想を得ています。オリジナリティとポップな雰囲気を出すために、カラフルな星マークも付け、キャッチーにしています」

緊張のプレゼンを終えた齊藤さんにインタビュー!

――― プロジェクトに参加したキッカケは?

「バンタンデザイン研究所入学前から、産学協同プロジェクトがあるというのは聞いていました。これはやるしかない!と思って参加しました」

――― 本プロジェクトに際して、準備したことは?

「事前に行われたオリエンテーションで、『アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿』は、海外からのお客様も多いとうかがっていました。そこで、海外の人が好む配色を『広告ポスター』や『CMYK』※の本を買って勉強しました」

一次選考を通過した!という朗報が届いたのは23年9月28日。それから今日まで約2週間でプレゼンの準備を進めたそう。「他の授業もあり、タイトなスケジュールでしたが、なんとか資料をつくりました。

振り返ってみると、入学時は、IllustrationやPhotoshopの基本操作を学ぶので精一杯で、課題も満足にできないことも多かったです。でも、クラスメイトから『今回の産学協同プロジェクトにどう取り組むかで、本気度が問われている気がする』と言われ、ハッとしました。今回は、妥協せず全力で取り組めたと思います!」と手応えを感じていました。

 

   <4.  アディダス ジャパン株式会社 ブランドアクティベーション ブランドコミュニケーションズ, Originals&Basketball小室 豪人様にインタビュー

最後に、アディダス ジャパン株式会社 アディダスマーケティング事業本部 ブランドアクティベーション ブランドコミュニケーションズ, Originals&Basketball シニアマネージャー 小室 豪人様にお話をうかがいます。

「選考は複数人が参加していますので、あくまでも私個人の意見です」と前置きされ、フィードバックしてくださいました。

――― そもそも、バンタンデザイン研究所と産学連携してくださる理由は?

「職業デザイナーやアーティストからいただくデザインとは、全く異なるデザインのアプローチを見ることができます。

プレゼンテーションは、デザインのバックグラウンドを聞き、学生さんの意図を聞く場として設けています」

印象に残っている作品をうかがうと……まずは、2年制週3日デザイン&イラスト専攻1年次Aクラス 池田彩美さんの作品「自由らしさ personal liberty」をピックアップ。ピアノの鍵盤のような白い歯がアイコニック。

「商業的にもすごく成功するのではないでしょうか?ダイバーシティ、エイジレス、ジェンダーレスを意識していることが、一瞬にして分かりました。これは、『adidas Originals』が大切にするフィロソフイーとも合致します」

次に手にされたのは、2年制週3日デザイン&イラスト専攻1年次Aクラス 斉藤凛さんの作品「Fascinate」。「素敵なコラージュで、キャッチーさがありますね。アーティスト性と商業性の狭間を行ききされている印象です。将来、職業としても活躍してくれるだろうと感じます」

―――  在校生に「普段、表現しているもの」など、制作のバックグラウンドを聞く理由は?

「お客様に接客する際に、デザインにストーリーがあると伝えやすいです。なので、個人的には日々どんな作品をつくっているのかを見させていただいています。また2023年度も、選抜したデザインをまとめた冊子を制作予定です」と明かします。

在学中から、世界屈指のスポーツウェアブランドへ提案できるのは、他にはないバンタンデザイン研究所の強みです。

こうした実践的なチャンスを経験し、フィードバックを得ることで、在学中からクリエイターとしての経験値を高めることができますね!

 

どのデザインが採用されるのか、今から楽しみです!!

 

【adidas Originals】

「adidas Originals」は、adidasの豊かなスポーツの伝統にインスピレーションを受け、2001年に設立されたストリートスポーツウェアブランド。adidasの歴史を継承しながら、スポーツにおける信念や創造性を、現代のユースカルチャーに反映したプロダクトを通じて、ブランドのレガシーを進化させ続けています。1972年に初めて使用されたアイコニックなトレフォイルロゴをシンボルマークに、クリエイティブな人々に支持されているアディダス オリジナルスは、ストリートカルチャーに向けたスポーツウェアブランドのパイオニアとして道を切り開き続けます。

 

※CMYK……色の三原色。CMYKの表現の仕組み表現方法印刷物において基本となる4色を組み合わせることによって色を表現することを、「プロセスカラー」と呼ぶ。その4色は「シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック」。

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