「VANTAN FANS FES.2025」名古屋開催 自由なクリエイティブが弾ける空間で観客を魅了! (複製)
STEP FORWARD 柿本ケンサク賞
GALLERY会場に入ってすぐ目についたのが、並ぶパネルの数々。なぜデザインしたのか、どんな課題を解決したいのか——。デザインされた実物と共に、デザインに込められた思いが、余すことなく綴られていました。特に今回のSTEP FORWARD展示では、弱い立場を思いやるマインドに満ちた作品が多く見られました。
たとえば、心の病によって文字が読めない状況を、同じ文章がまるで見えないというビジュアルによって伝えた作品や、視力が弱くズレて見える世界を表現する作品。
パニック障害による発作を落ち着かせるために、定期入れに落ち着くためのメソッドを刻んだ作品や、泣き虫な自分を励ます言葉を入れたハンカチ。
また、ヘルプマークやマタニティマークのように、周りにけがをしていることを知らせようというデザインもありました。
人に合わせてすぎてしまう自分を受け入れていく姿を、優しくかわいらしい絵本で表現した作品は、幅広い年代の共感を呼びそうです。
見事「STEP FORWARD 柿本ケンサク賞」を受賞したのも、食物アレルギーの人に配慮した作品。カードとスタンプでアレルゲンをわかりやすく示すことで、外食時にお店とのコミュニケーションをしやすくするツールです。横田真優(バンタンデザイン研究所 名古屋校2年)さんは、なんと2年連続で同賞を受賞!
授賞式では柿本ケンサク学部長より「企画の出来不出来ではなく、本当に伝えたいと願う心が必要」というメッセージが届き、受賞した横田さんをはじめ、会場中が大きく頷き、学生の皆さんは気持ちを新たにしていました。
マルイチ×VANTAN和装作品展示(とタッチアップ)
さて、GALLERY会場の奥には、和装のメイク写真が飾られ、
その横にはタッチアップのためのドレッサーがずらり
ヘアメイク専攻の学生たちが、企業提供コスメを使って、希望する観客にポイントメイクをしていました。
観客自身が気になるアイテムを選ぶもよし、メイク担当の学生に選んでもらうもよし。おまかせの場合には「その人の雰囲気や肌色、なりたいイメージに合わせて選んでいます」と胸を張るバンタン生。
照明がいくつもつけられた鏡に向きあって、たくさんのコスメを試してもらえるので、ちょっとした芸能人気分も味わえます。化粧品売り場ではあり得ない、バンタン生ならではの楽しい雰囲気も魅力的で、たくさんの人が体験していました。
ORIGINAL BRAND POPUP
ORIGINAL BOTTOMS SHOW
GALLERY会場の中ほどには、個性豊かなファッションアイテムも。ORIGINAL BRAND POP UPとして、トップスやボトムスはもちろん、世界観にマッチしたアクセサリーやファッション小物までが用意されています。
たとえば「落書きノート」というブランドでは、子どもの頃の無邪気な気持ちを思い起こさせるような、ポップでカラフルなアイテムが並びます。絵の具とパレットを置いて、まるで落書きしてているようなディスプレイが、アイテムのかわいらしさを引き立てていました。
たとえば「落書きノート」というブランドでは、子どもの頃の無邪気な気持ちを思い起こさせるような、ポップでカラフルなアイテムが並びます。絵の具とパレットを置いて、まるで落書きしてているようなディスプレイが、アイテムのかわいらしさを引き立てていました。