登坂絵莉氏が登壇し、メンバーの門出をお祝い!令和6年度バンタン卒業式レポート!

イベント
東京校

2025年3月5日、LINE CUBE SHIBUYAにて、卒業式が執り行われました!
バンタンデザイン研究所、バンタンゲームアカデミー、レコールバンタン、ヴィーナスアカデミー、
KADOKAWAドワンゴ情報工科学院、 バンタンクリエイターアカデミーの専門部、
高等部メンバーが参加しました。
華やかな式典の様子をレポートします!

1 開式の辞

株式会社バンタン 運営本部 管掌取締役・吉岡忠樹が開式の辞を述べました。

「メンバーの皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。
保護者の皆様におかれましても、お祝いを申し上げます。
入学式で『楽しんでください』と伝えましたが、楽しむことはすごく大事です。
これからさらに成長するために、心がけていただきたいことをお伝えします。
まず、モチベーションを持ち続けてください。
次に自分のいいところを認識し、自分で自分を褒めてください。
自尊心を高めることも成長し活躍するうえで大事だと思います。
3つめはつながりを大事にすること。
これから、100回、200回と壁にぶつかるかもしれません。
辛いとき、決して一人ぼっちではないと思い出してください。周りは仲間です。
東京・大阪・名古屋を入れると、約2000人ものメンバーがいます。
また、バンタンには20万人の卒業生、1000人の講師がいます。
すべて皆さんの応援団です。
孤独を感じることなく、周りを頼って活用してください。
最後に1つだけお願いです。
いちばんの支援者はご家族です。
面と向かってお礼を言うのは照れくさいかもしれませんが、感謝の気持ちを伝えてください。
ご卒業、誠におめでとうございます」

2  講師祝辞

各スクールを代表し、バンタンゲームアカデミー東京校/ゲームグラフィックデザイナー 
秋元五月講師が祝辞を述べました。

「スクールを代表してお祝いを申し上げます。
ゲーム業界で20年以上活動してまいりました。
私から、最後のエールを送らせていただきます。
夢や目標に、ゲームオーバーもゲームクリアもありません。
夢に手が届いた人、おめでとう。手が届かなかった人、悔しいよね。
卒業時に目標の仕事に就けないからといってゲームオーバーではありません。
進み続けてください。またシナリオがつながるから。
目標の仕事に就けた人はスタートです。
新しい目標を目指し、焦らず慢心せず進んでください。
2つめ、自分の知らないスキルツリーを見つけましょう。
働くことで、自分が思ってもいないスキルを見つけ出します。
戦士だと思っていたら、『回復魔法』を覚えていたということがあります。
自分自身も知らないスキルが、自分の中に眠っています。
長所は自分が『当たり前』と思うことの中に隠れています。
大きな可能性の種を育ててください。
3つめ、世界をつくるのは勇者だけではありません。
道具屋がいるから身支度ができ、宿屋がいるから傷を癒すことができ、
村人Aとの会話で次に目指すべき道を知ります。
穏やかで平凡な日常をつくるのもまたクリエイターの仕事です。
この先過ごす多くの時間の中に、皆さんの価値はあるんだよ。
『いちばんの勇者はココにいたな』と言える日が、
皆さんに訪れることを願ってお祝いの言葉とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。いってらっしゃい!」
また、企業様からたくさんのメッセージをいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます!

3 卒業証書授与

各スクールを代表するメンバーに、卒業証書の授与が行われました。

バンタンデザイン研究所 東京校 高等部 デザイン&イラスト専攻3年 桑野 七海さん

バンタンデザイン研究所 東京校 専門部 ファッションデザイン専攻3年 丸本 勝太さん

4 特別ゲストよりメッセージ

メンバーの門出を祝福し、
リオデジャネイロオリンピック 女子レスリング48kg級金メダリスト
登坂絵莉氏が駆け付けてくださいました。
ご登壇されると、会場からは「おぉ~!」と歓声があがりました。

「おめでたい場に立たせていただき光栄に思っております。
晴れの日にふさわしいと思い、2016年に獲得した金メダルを持ってきました。
レスリングは道具を一切使いません。
大金星を挙げることは多くなく、下馬評通りに順当に勝つスポーツです。
自分の体と技術だけです。
ものすごくシンプルでごまかしがきかないスポーツです。
私は、もともとは期待のされない選手でした。
金メダルを獲ったとき、
学生時代からの監督に『高校に入学した時点で、この子はチャンピオンになるかどうか分かる。
その才能が分からずにメダルを獲ったのはお前だけだ』と言われました。
才能がなく技を覚えるのに時間がかかる選手でした。
だからこそ、信念を持ちレスリングに向き合いました。
みんなが100回やるなら150回、細かいところを積み重ねることを徹底しました。
センスのない人が這いあがる唯一の方法は、圧倒的な努力、量をこなすこと、です。
リオデジャネイロの決勝で戦った相手は、3大会連続メダルの強豪です。
残り45秒、1対2で負けている状況でした。
私は、攻めるしかないと、特別な技でも大胆な勝負でもなく積み重ねた動きで、
残り5秒で逆転勝ちすることができました。
普段やっていないことは出せません。
出せることは日々積み重ねてきた“いつも通り”だけです。

本番で最高の自分を出せる準備をしてください。
人はどれだけ真面目に向き合っても前に進めず、行き詰まることがあり、
良かったときに戻ろうとしてしまいます。
過去の自分に固執してそこに向かうのではなく、時代や状況に合わせたアップデートが大切です。
進化し続けることを大切にしてほしいです。
最後に伝えたいことは、誤魔化しのきかない自分を作ること。
AIを使うとなんとなく仕事ができたり、形になったりします。
でも、なんとなく仕事をしているだけでは本当に必要とされる人にはなれません。
最後に問われるのは『自分に何ができるのか』です。
徹底した準備で質を高めていくこと。
良いときも悪いときも変化を恐れずに挑戦し続けること。
それが、AI時代において、自分の価値を確立し、強く生きる力になるはずです。
皆さんの未来が輝かしいものになるように祈っております!」

5 VANTAN AWARD

2025年2月23日に開催された「バンタン卒業制作展2025」に出展された作品の中から、
各スクールの優秀者を選出し表彰します!

各賞は、トップクリエイターによる審査を経て、創造力や技術を発揮した作品に贈られます。
プレゼンターは、株式会社バンタン スクール運営本部 本部長 佐藤裕則。

【バンタンデザイン研究所/「『VIEW CARD』産学連携プロジェクト 商業デザイン部門」最優秀賞】

専門部 2年制デザイン&イラスト専攻 中島 えみりさんが受賞しました。
「このような素敵な賞をいただけて嬉しいです。講師の方々に感謝申し上げます」

【バンタンデザイン研究所/ヘアメイクショー】

3位 専門部メディアヘアメイク専攻3年 橋本 怜さん、村山 瑠菜さん

2位 専門部メディアヘアメイク専攻3年 大崎 優佳さん、工藤 綾乃さん

最優秀賞に輝いたのは、専門部ヘアメイク専攻2年 近賀 琴音さん、豊崎 音隠さん。
近賀さん
「2年間の集大成で最優秀賞を取れて嬉しかったです。ありがとうございます!」

豊崎さん
「ビックリしすぎて言葉が出ません。最優秀賞を取れて良かったと思います」

【バンタンデザイン研究所/「ブランドコレクション―高等部―」ベストワンブランド】

高等部 ファッションデザイナー&スタイリスト専攻3年 高橋 音隠さんが受賞しました。
「取れると思っていませんでした。3年間ありがとうございます」

【バンタンデザイン研究所/「ブランドコレクション―専門部―」ベストワンブランド】

結果は同率1位となりました。

「MAO ISHIKAWA」専門部 ファッションデザイン専攻3年 石川 真緒さん

「SHOTA MARUMOTO」専門部 ファッションデザイン専攻3年 丸本 勝太さん
石川さん
「ずっと努力を続けてきて賞を取れて良かったなと思います」

丸本さん
「ちょっとビックリしています。
家族や講師の皆さん、友人たちに感謝したいと思います。
ありがとうございます!」

【バンタンデザイン研究所/「ランウェイショー」ベストスタイリスト】

ベストスタイリストは、専門部 スタイリスト専攻2年 岸 咲太朗さんが受賞しました。

岸さん
「いままで支えてくれた友人、講師、家族に感謝します!」

6 卒業生代表 答辞

卒業生を代表して、
バンタンデザイン研究所 東京校 専門部
メディアヘアメイク専攻3年 野村 真夕夏さんが答辞を述べました。

「本日は私たち卒業生のために盛大な式を挙行していただき誠にありがとうございます。
業界への新しい一歩を踏み出せる喜びを実感しています。
私は子どもの頃からオシャレが好きでした。
自身の個性を磨く青年期を過ごし、美容系の技術者になりたいと考えました。
バンタンのオープンキャンパスではみんなが生き生きと学び制作に励む様子に衝撃を受け、
進学を決意しました。3年間は、入学、進級、就職常に不安と戦ってきました。
まず、入学への不安です。
両親や高校の先生を説得したものの、とにかく不安でいっぱい。
慣れない環境に緊張を覚えましたが、授業を受け、
クラスメイトと話すなかで自分は一人で戦っているわけではないと心が落ち着きました。
ここにいるメンバーは仲間でありライバルです。
切磋琢磨すると覚悟を決めたとき、不安がモチベーションに変わりました。
2つめは、進級の不安です。
ヘアメイク学部では自身の作品を撮影しますが、常に自分との戦いでした。
ヘアメイクは正解がない分、迷うことが多かったです。
そんなときは、終わらないものを可能性に溢れているものとして考え、
自問自答を繰り返し制作に関わっていきました。
3つめは将来の不安です。
私を選んでもらえるのだろうかと不安が募っていきました。
そんな中、自分ができる努力と継続をすることで、自信と信頼を築いていこうと考えました。
結果的に、専属アシスタントを約束していただき卒業を迎えることができました。
不安を乗り越えられたのは、自分の信念と、今では応援してくれる両親、
出会い支えてくれた人々の励ましや導きのおかげです。
私は将来、ヘアスタイリストになりたいと考えています。
バンタンでたくさんのスキルを学ぶことができました。
これからは身につけたスキルを武器に、求められる人材になりたいです。
いつも真摯にご指導してくださった講師の方々、スタッフさん、
友人たち、成長を見守ってくれるお父さん、お母さんに深く感謝いたします」

こうして大きな拍手と共に卒業式が終了し、メンバーたちが巣立っていきました。

7 SNAP&MEMORIES!

最後に、メンバーたちに在学中の思い出をインタビュー!

バンタンデザイン研究所 佐藤冬芽さん
「今日着ているのはYOHEI OHNOです。
バンタンデザイン研究所入学を機に上京したのですが、
東京はアパレルブランドが多くデザイナーズブランド3つほどで
インターンシップを経験することができました!」
と晴れやかな表情。

バンタンデザイン研究所 専門部 ファッションプロデュース専攻3年次 松本さん
「下北沢reloadに、ポップアップショップ『otom』を出店できたことが思い出です!」

Congratulations on your Graduation!!
皆さん一人ひとりのこれからが素晴らしいものでありますように。

スタッフ一同、心より応援しています!!!

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